本編編

□抱き枕
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本を読んでいたのか。

うん。

随分と行間が空いているな。

ラノベだからね。

なるほど。

ヴィンセントは何読んでるの?

これだ。

うっわー。難しそう。

今日は外で遊んできて遅いから、
もう寝ようか。

うん。ヴィンセントシャワーしたのね。
いつもアタシが寝てからしてたよね。

そうだな。今日は出かけたからな。
あんなにタピオカ屋に並ぶこととなるとは…
なぜ、あんなに並んでまで食べたいのか?

えー、それがいいんだよ!

なるほど。

ねえ、ヴィンセント、今日いい匂い。
もう少し近くに行ってもいい?

ああ。

ユフィも髪が艶々している。撫でても良いか。

えっ…。

その、ユフィに触れていると落ち着く。

ばか。ムッツリだろアンタ。

かまわん。

ユフィはドキドキしてしまった。
そっと肩に頭を乗せた。

するとヴィンセントが軽くユフィを抱く。

ありがとう。ユフィ。
お前と居る時は眠っても悪夢を見ないようだ。しばらくは、こうしててもいいか。

いいよ

こうしてユフィは抱き枕になった

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