パロディ

□コスタ
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そうだコスタデルソル行こう!(ツウジョウバン)
クラウドが熱にかかった。
医者には3日間の安静が必要だといわれた。
クラウドの看病はエアリスとティファが買ってでた。
そのサポートをバレットとケットシーが請負い、
クラウドが寝込んだ町の宿屋で買出しなどを行っていた。

そしてアタシは、とくにやることもなくてボーッとスマホを眺めていて、思い立った。そうだ!コスタデルソル行こう!

エアリスとティファに伝えたら、むしろレベル上げもかねて
行ってきなさいと言われた。
それでナナキと2人でコスタデルソルに向かったんだ。

ところが、後ろから誰かついてきて、声を掛けられてビクッとしたら
ヴィンセントだった。どうして?あの暗い棺桶男まで着いてくることになったのか?

「エアリスに2人だけじゃ心配だからって言われたから、ついてきた」
本人は護衛のつもりで来たようだ。でもアタシもナナキも強いし心配いらないんだからね!!そう伝えてナナキに行こうと催促した。
だって、アタシはあんなくらい男長苦手だったから。

その日の午前中にコスタデルソルに着いてすぐに水着に着替えて、ナナキと遊んだ。そしてビーチに寝転ぶユフィにナナキが言った。
「ユフィってキレイだね。」
「何言ってんだよコドモのくせに!」
「ユフィだって・・・コドモじゃんでも・・・
もし、あのときユフィだったら・・・どうしただろう・・・。」
ユフィにはちょっとわからない事だったが、きっとあとでクラウドが聞いたら驚くことだろう。

「ユフィ、ここに居たのか・・・。姿が見えないと思ったら・・・
しかも・・・これを巻け・・・」
ヴィンセントはユフィに自身の赤マントを羽織らせた。
「目のやり場に困るだろう・・・。子供の癖に露出度の高いものを・・・」
「えーー。アタシだってコドモじゃないもん・・・。」
「まあ、もう18時だ。ここは明るいけどな。」
「え?18時?あ、じゃあ、ホテル行こうか。
前にマテリア屋でバイトしたときにもらった宿泊+ディナー券あるから。アタシひとりじゃカッコ悪いからさヴィンセントも一緒にディナーに来て!」
こうしてそれぞれ3人は宿を取り、着替えをしてからディナーに向った。
ヴィンセントはマントを脱いで黒のスーツに身を包んだ。そして隣にはとびっきりおしゃれをしたユフィがいた。
ユフィは紺色のスリットの入ったひざ下まであるドレス。胸はざっくりと開いて胸の谷間が強調されていた。
「お前もそんなかっこうするんだな」
「アタシだって、TPOくらいわきまえてます。」
ディナーに着くとサプライズ結婚式が始まった。
「ウェディングドレスきれいー。」
そこにはヴィンセントが今まで見たことないくらい乙女のように目を潤ませ、輝かせウェディングドレスに普通にあこがれる少女のユフィがいた。
「ユフィ?あれを着てみたいか?」
「え?」
「明日、試着させてやる・・・。とくに私はお金の使い道もないからそれくらいはやってやってもいい。」
「ありがとう」
翌日
試着
「どう?」
「きれいだよ!!ユフィ!!」
「・・・」
「ほんと?じゃあさ、せっかくだから、2ショット撮ろうよ!」
ユフィはナナキと2ショットを撮ってからヴィンセントとの2ショットを撮る。それを見ていたスタッフがヴィンセントにも試着を進めた。
そしてユフィとヴィンセントが2ショットを撮る。
「すごい・・・。ヴィンセントとユフィお似合いだな・・・。」
そこに・・・
「すんまへん。通りすがりの紳士ですが、わてとも撮ってください」
まるでケットシーと同じようなしゃべり方だったが、現れたのはオールバックのひげの紳士。年のころは40くらいだろうか。
「ありがと、ございます。いー記念になりましたわ」
そういって去っていった。

「じゃ、このあとは、ビーチにくりだそう。
ヴィンセントも一緒に行こう!」
そういって今度は3人でビーチにくりだした。
「ねえ、ヴィンセントも一緒に・・・」
そういってユフィはヴィンセントもつれてビーチへ出た。ヴィンセントはいつもの服装だったが、ユフィの露出度の高い肌を隠してあげるように、赤マントを羽織らせた。
「変なのに来られても困るだろう?それと、かぜを引いたら困るから。」
「言い方は素直じゃないけど、アタシを思ってくれてるんだね。
嬉しい!」
ガバッと起き上がってユフィはヴィンセントの顔に顔を近づけた。
「ユ、ユフィ・・・オイ」
ユフィはヴィンセントにキスをして抱きついた。
「ごめんね。ヴィンセントの事誤解してた・・・。
やさしいから、好きになっちゃったよ・・・」
そういって、ヴィンセントに抱きつかせたのだった・・・。
ナナキは見てしまった・・・失恋をしたようなショックを受けた。
そして、ヴィンセントとユフィは遅くまで浜辺で寄り添っていたという。


ユフィたちが帰ってくると、クラウドは全快していた。
そしてユフィはみんなにチョコレートのお土産と個別のお土産を配る。
クラウドには滋養強壮のドリンク、
ティファにはコロン
エアリスには入浴剤
バレットにはマリンちゃん向けの星の砂
ケットシーにはかわいいUSBメモリ
「ユフィ気前いいな。」
「そりゃーーねええーーー。(グシシシ、あの作戦を決行するためにはね。)」
それから、ちょっと大人向けの滋養強壮ドリンクも持っていたが、
それは後にあの男にあげることになるのだろうか??
そしてエアリスからのつっこみ。
「あれ、2人とも・・・手つないでるのね?どうしてかしら☆」

「ハッ!」

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