ヴィンセントとユフィの365日 本編編
□詰め合わせ365日
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7/5 ビキニの日
とある日、一行は束の間の休息を取るため、コスタデルソルにやってきていた。
日頃の戦闘の疲れから、クラウド、バレット、シドは部屋でごろごろしていた。
ティファとエアリスはビーチ近くのテラスでトロピカルジュースを飲みながら談笑していた。近くでナナキも寝そべっていた。
ユフィだけが水着に着替え海を泳いでいた。その姿を椰子の木陰に座ったままヴィンセントが眺めていた。
「ぎゃあああああああ」
突如、急にユフィの叫び声がした。ヴィンセントも驚いて海の中に入り、ユフィに駆け寄った。
「大丈夫か?ユフィ溺れたのか?」
「ううん。溺れてないんだけど、見て。水着破れた。」
なんと、ユフィの水着が波に流されて来た枝にひっかかり破けてしまったという。ちょうど胸の真ん中が裂けてしまい、胸の谷間が露骨に見える。両腕で隠しているので全体的には見えていないが・・・
「これを」
ヴィンセントはユフィにマントを貸してやり、どうにかこうにか、ユフィの胸があらわにならないようにできた。
そして部屋に戻り、ユフィは無事着替えられたようだ。
「あーあ、お気に入りの水着だったのに」
すっかり意気消沈してしまったユフィ。コスタデルソルに来て一番楽しんでいたユフィが、落ち込む姿を見てヴィンセントもどうにかしてやりたくなった。
「ユフィ、明日も1日滞在予定だ。水着買ってやろう」
「え?まじで?まじで?ヴィンセント優しいい。」
「そんな悲しそうなユフィを見ているのはこちらも心苦しくなってしまうのでな。」
「じゃあさ、これよりもっとセクシーでエッチなの買って♪」
「いや、これ以上肌を露出するのは危険だと思うが」
「えええーー、セクシーなユフィちゃん見たくない?」
「いや別に。ユフィはセクシーではない。」
「アンタって結構しれっと酷いこというよね。」
「酷いことではなく本当のことで・・・」
「そういうのセクハラって言うんだよ」
「いや、だからユフィはセクシーではなく、その・・・か、かわいい。」
「え?か、かわいい?」
「そうだ。ユフィはかわいい」
「やだなあ、ちょっと恥ずかしい。。」
翌日
「これがいい」
翌日ヴィンセントが店で選んだのはビキニだった。
「・・・。アンタってムッツリだよね。」