リクエスト2
□あまえたい
2ページ/6ページ
若「ほら、そろそろバスの時間だよ」
若は冷静さを取り戻すスピードが
早すぎるんだよなぁ
スッと立ち上がって先に行こうとする若
玲「わかぁ!」
振り返った若に向かって手を差し出す
若を呼ぶ声が大きかったのか
メンバーみんなも注目してる
そんな中でもちゃんと手を繋いでくれた
若「行くよ」
玲「は〜い♪」
ヒューヒューって古典的な
冷やかしをするメンバー
恥ずかしいけど、ちょっと嬉しいかも♪
だけどバスに乗ると手が離されて
寂しいから若の肩に頭を預けると
優しく撫でられる
若「寝ていいよ?」
玲「大丈夫、若と話したいもん」
そう言ったはずなのに
睡魔には勝てなかった
目を覚ますと
ブランケットが膝にかけられてた
若「あ、起きた」
玲「これ、ありがと」
若「ううん」
あ、いいこと思いついちゃった
私の膝にかかってるブランケットを広げて
若の膝にもかかるようにする
そして若を見つめる
若「もう…、本当甘えただね」
玲「これなら見えないからいいでしょ?」
バスに乗ってまで手を繋いでると
からかわれるけど
これならブランケットの下は見えないもん
若は呆れた顔をして前を向いちゃったけど
手はちゃんと繋いでくれた
しかも恋人繋ぎで
ねだったのは私なのに
顔に熱が集まるのを避けられなかった