リクエスト2

□あまえたい
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若「ほら、そろそろバスの時間だよ」


若は冷静さを取り戻すスピードが
早すぎるんだよなぁ

スッと立ち上がって先に行こうとする若


玲「わかぁ!」


振り返った若に向かって手を差し出す

若を呼ぶ声が大きかったのか
メンバーみんなも注目してる


そんな中でもちゃんと手を繋いでくれた

若「行くよ」


玲「は〜い♪」


ヒューヒューって古典的な
冷やかしをするメンバー

恥ずかしいけど、ちょっと嬉しいかも♪



だけどバスに乗ると手が離されて

寂しいから若の肩に頭を預けると
優しく撫でられる


若「寝ていいよ?」


玲「大丈夫、若と話したいもん」


そう言ったはずなのに
睡魔には勝てなかった



目を覚ますと
ブランケットが膝にかけられてた

若「あ、起きた」


玲「これ、ありがと」


若「ううん」



あ、いいこと思いついちゃった

私の膝にかかってるブランケットを広げて
若の膝にもかかるようにする


そして若を見つめる


若「もう…、本当甘えただね」


玲「これなら見えないからいいでしょ?」



バスに乗ってまで手を繋いでると
からかわれるけど
これならブランケットの下は見えないもん


若は呆れた顔をして前を向いちゃったけど
手はちゃんと繋いでくれた

しかも恋人繋ぎで
ねだったのは私なのに
顔に熱が集まるのを避けられなかった
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