リクエスト2

□以心伝心
1ページ/4ページ




卒業

それは誰しもいつかはするもので
避けられないのは分かってる


だけど何人見送ったって
慣れないし、悲しいものは悲しい

特に大切な人の卒業は
なかなかきついってこと
今、身にしみて感じてる


会いたい

って素直に言えるわけもなく
連絡先を開いては閉じての繰り返し

連絡してきてくれないかなぁ


と思ってたら急にスマホが震えて
ディスプレイには
今、まさに連絡を待っていた人の名前

以心伝心?



川「どうしたの?」


中「今日ってお仕事だよね?
夜だけでも空いてたりしないかなぁ?」


川「20時くらいからなら空いてるよ」


中「本当? じゃあご飯でも行かない?」


川「行こう〜、終わる頃にまた連絡する」


中「分かった」



嬉しくてしょうがないけど
悟られないように電話を切った

周りにいたメンバーは
ニヤけてる、とか
相手はひめたんだな、とか言ってる笑

まぁ、正解だけどさ
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ