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□可愛い花嫁[一護]
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私の大好きな彼は死神代行の黒崎一護。私は護挺十三隊六番隊八席の西園寺菜桜。たまたま阿散井副隊長と現世へ任務に行ったときに初めて会って、何回か会ううちに彼から付き合おうって言われたのがきっかけ…かな。
久々に現世へ踏み出すと、冷たい風が顔を撫でる。目を閉じ現世の空気をいっぱい吸って深呼吸すると…大好きな霊圧が近づいてきた。
そっと目を開けるとそこにはずっと会いたかった人がいる。


「ずっと待ってた…。菜桜お帰り。」


ふわっとした笑顔で私を抱きしめた。


『ただいま…一護…。』


私は一護の体を少し離すと「チュッ///」と頬にキスをした。


「何だよ…口に…してくんねぇの。」


『……』


「菜桜、何黙ってんだよ。」


『……一護ってホント霊圧感知するの、苦手だよね…。』


すると一護の後ろから


「まったくだな…。聞いててこっちが恥ずかしくなるぜ。」


一護が振り向くと恋次が呆れ顔で立っていた。自分の恥ずかしいセリフを恋次に聞かれてたと思った一護は顔を真っ赤にして


「!!!…恋次、いたのかよ!!!」


つい大声を出してしまった。


「あたりめーだ!!!こっちは任務で来てんだからな!!!」


「…そうなのか?」


『うん…。任務が終わったら早く戻らなきゃいけないんだ。』


菜桜が申し訳なさそうに答えると


「んじゃ〜俺も…」


「手伝うのはダメだ!!!死神代行の仕事じゃねぇ。」


一護の言葉を遮り恋次が答えると、それを見かねた菜桜は


『早く終わったら…ちょっとだけなら…任務が終わったら会おう?』


菜桜の提案に一護は


「…わかった…んじゃ待ってるから」


そう言うと一護は去って行った。


「…そんな約束していいのか?」


『……しょうがない、ですから。』


恋次の言葉に菜桜は何も言えなかった。
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