ハイキュー!!

□第4話
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3年生になってからクラスの雰囲気が少しピリピリし始めたと思わない?


それもこれも先生が毎日のように進路のことばっかり言うからだよ。


あーあ、せっかく外はいい天気なのにクラスはどんより空気が重いわ。



「そりやぁ、3年にもなって進路のこと考えなくていいのお前くらいしかいねぇよ。」



昼休み。
松つんが私達のクラスに来て昼ご飯を食べながら話をしていたら、松つんが呆れた表情を浮かべ言ってきた。



「しょうがねぇよ。こいつ進路決まってるんだから。それも、県内一の大学にな」



マッキーも、何を言っても無駄だというようなニュアンスで言ってくる。



実は、私が日本代表だということから、様々な大学からオファーが来ていた。その中に私が行きたいと思っていた大学も入っていたので、そこへスポーツ推薦という形で入学することが決まっていたのだ。


『実際そうなんだもん。すまないね』



私はお弁当を食べながら言ったんだけど、なぜか2人は笑っている。


「お前、悪いと思ってねぇだろ」


2人があまりにも笑って言うもんだから可笑しくて私も笑ってしまった。





『ちなみに2人は進路決めたの?』



笑いが一段落した所で私は聞いてみた。



「まぁ、一応進学?」



「俺もそんな感じたわ」



『適当だね……』



「まぁ、真剣に考えるのは部活終わってからでもいいかなって」



『春高まで行くかもしれないのにどうするのよ』



「それは、そんとき考える。」




この2人の緩さに次は私が笑ってしまった。それに連られて2人も笑う。






この何気ない時間が好きなんだよね。














(先輩達楽しそうだね)
(花さんに話したいことあったけど、今度にするか)

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