どくろ その1
□乙女計画
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『えー…まだあんな米粒じゃん』
ル「でも望遠鏡で見たら、大きそうな街だったぞ」
ナ「この調子だと明日の昼には着きそうよ。各自やりたいことはある?」
各々やりたい事を話し合い、留守番はゾロとブルックになった。
私は刀をメンテナンスするための研磨剤を買いに出ることにした。
ナミの予測通り、船は昼に島に着き、ログが溜まるまで停泊することにした。
ナ「ねえ、ユイナ。あたしとロビンは服を買いに行くけど、後で合流しない?」
『ん〜…遠慮しとくわ。私、洋服はユニクロで間に合ってるから…』
ロ「どうりで毎日同じような洋服なのね。もったいないわ、若いのに、地味な格好してて」
『いや、私、ナミたちみたいな服、似合わないし。二人で楽しんできて?』
ナ「つまんないのー。ま、仕方ないわね」
本当は、着飾っている二人を羨ましいと思っているけれど、そんなことは言えるはずもなく、ただ笑顔で二人を見送った。
『え、いいんですか?ありがとうございます!!』
長刀をキレイに手入れしてるからと、武器屋では負けてもらうことが多い。
ナミより負けてもらうの、うまいんじゃないかな?
気分も良く、部屋で早速新しいグッズで長刀のメンテナンスをしていると、大荷物のナミとロビンが戻ってきた。
ナ「じゃーん!おまけでもらっちゃったー!」
『へえ…キレイなワンピースだね』
ロ「これをユイナにあげようと思って」
『えぇっ!!いや、ムリだよ。私、ワンピース着て笑われたことあるもん』
そう言って、小さい頃にワンピースを着て笑われた時の写真を見せた。
ナ「なんだ、可愛いじゃない、問題なし。じゃあ着替えるわよ。ロビン、捕まえて」
ロ「オーケー」
『ちょ、能力使うなんてずるい…!きゃー!』