ぐるぐる そのT

□奇妙な同居人(3)
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『は〜あ…眠い……』





「おはよーさん、ずい分と眠そうだな」





『んー……遅くまで任務だったから…』





「おい、変なところに寝ぐせ出来てるぞ」





『っ!!』





パシッ






「?…マホ?」





シカマルに寝ぐせを触られ、とっさに手を払ってしまった。






『…はは、ヘンだよね。シャワー浴びてくるわ!!』






最近の私は何かちょっと変。




まあ、原因は分かっているんだけどさ。





この前のシカマルのせいで、ヘンにシカマルを意識しちゃって、上手く話せない。




―俺は抜け忍がどうなろうが―マホ…が生きて帰ってきてくれりゃ何だっていいんだ。だからもう一人で背負おうとするな―







というか、あんな風に抱きしめられて、あんな優しい言葉をかけられて意識しないなんて無理だよ!!





なんか…ちょっとカッコよく見えたし…。






あーダメダメ!!!




アイツはただの同居人だよ?!






あー!


今はこんなこと考えてる場合じゃないんだよね。

もうすぐあの時期だから……。


















『はい、集合!!』







「マホ先生…今日の修行も容赦ないよ…」





『これもあなたたちのためよー?今日はとっておきのものを持ってきたんだから、はい!!』






「あ!!中忍試験の推薦書!!マホ先生、ありがとう!!」





私の担当している班の下忍は男子2人女子1人の構成。





私たちの時と違って誰かを好きだとかそういうのがない代わりに、もれなく全員負けず嫌いで、それはそれで扱いが大変。







『今回は砂隠れの里が会場だから、日程が決まり次第出発するからね!』






「「「はい!」」」
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