ぐるぐる その1

□バレンタイン
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木ノ葉の里にバレンタインというイベントが出来てから今年で7回目となる。



イベント自体もかなり普及していて、女の子が好きな男の子にプレゼントするために一生懸命になっている。




そんななか、バレンタインとは無関係な女子がここに二人…。






「ねー、マホ。私たち今年も任務じゃない?」





『ふふ、そうかもね』




待機所にあるストーブの前で暖まりながら、明日のバレンタインについて話す。

今一緒に話している同期で幼なじみのハルは、昔から男勝りのくノ一で、バレンタインはあげるというよりむしろもらっている方が多い。




私はというと、毎年誰にもあげる予定がない。



だから、私にとってバレンタインはいつもの日常と変わりないのだ。




ハル「あ、私そろそろ特訓に行かなきゃ。マホ、また明日ね」




『相変わらず熱心だね。行ってらっしゃい』




がんばれ、と笑顔で同期を見送った後、いつまでもここで暖をとっていてはいけないと思い、帰り支度を始めると、聞き覚えのある声がしてきた。






「よぉ、マホ。任務終わりか?」





『キバ、シノ。任務終わってあったまってたの。二人も終わり?今日はヒナタいないんだ』






シノ「ヒナタは毎年この日は早く帰る。なぜなら、明日のバレンタインの準備があるからだ」




『ふふ、そっか。今年もナルトにあげるんだね』




キバ「アイツこういう行事は積極的だからなー。マホはサクラとかいのみたいに盛り上がんねーのな。好きな奴とかいねーの?」





『あはは、みんなすごいよねー手作りチョコ』




キバ「あ、お前いま話そらしたろー」




「チョコがなんだって??」
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