ぐるぐる その1

□酔っ払い姫たち
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今日は久しぶりの7班、10班の合同任務が終わり、打ち上げで飲みに来ていた。





「実はさー、この任務に行く前にヒナタにプロポーズしたんだってばよ」





サク「えー!まさかアンタが一番に結婚の話が出るなんて…」




いの「いつ式挙げるの?」



ナル「まー、俺ってば簿給だからよ、来年になるかな…」




チョウ「ヒナタはいいところのお嬢さんだから、盛大にやらなきゃいけなそうだね」




「じゃあ、ナルトのお祝いも兼ねて、乾杯だな」




いの「ねえ、そんなこと言ってるアンタは、マホとどうなのよ」





「…るせ……お前だってサイとコソコソやってんじゃねーかよ」




いの「///!!!」




サク「なにそれ聞いてない!ちょっと…いーのー??!」













―私は、別に嫌だなんて思ってないから!―





マホにそう言われてから、3か月が経った。



たしかに、俺らは前よりも頻繁に食事に行ったり、任務が被ると一緒に帰ったりしている。



かと言ってマホとの間に特別な関係はなく、話をする以上の行為はしたことないし、日付が変わる前には必ず家に帰している。



いや、俺がそうしているのかもしれない。





それには理由があって……。









いの「恋って盲目よね…どうしてシカマルなのかしら」







そう。

なんで俺なんだ。



里でもダントツの美人のアイドルくノ一だぞ。



いい奴なんてもっと他にいるだろ。



そんなことを考えていると、店のドアが開き、聞き覚えのある声がした。





ナル「ヒナタの声がする…」




サイ「マホの声もするね」




二人は店員に促され、俺たちのテーブルの前を通り隣の席へ案内されたが、全く気が付いていないようだった。



というより…




サク「ねえ…あの子たち、かなり酔っ払ってない??」
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