どくろ その1

□乙女計画
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『師匠!!今日も手合わせお願いします!!』





「その、師匠って呼び方やめろよ…」




グランドラインで知らない者はいない、というくらいに名を馳せている、麦わらの一味。




故郷で病気の父の代わりに道場を営んでいた私も、ルフィから熱烈なアタックをされ観念してこの船の一員として旅をすることになった。





彼らと毎日冒険をしていると刺激的で楽しい。


今日も日課である、ゾロとトレーニング室で剣を交わしている。






『ああ…今日も負けちゃったよー…』




ゾ「…まあ、ユイナ、判断が少し早くなったな。長刀だからと言って判断が鈍ったらやられるからな」





『うん、ありがとう』





ゾロとの特訓が終わったら、決まって図書室へ行き、今日の特訓の成果をノートにまとめている。








まとめていくうちに、宴続きで寝不足だった身体がだんだんいうことを効かなくなってしまい、瞼を静かに落とした。













―――
――






『ん…あー…寝ちゃった…』





「ユイナさん、ずい分と気持ちよさそうでしたね」




突っ伏していた机から起き上がると、隣でブルックが本を読んでいた。



『ブルック…こんなところ見られたらナミに怒られちゃうね、えへへ…。あ、毛布ありがとう』





ブ「それ、私じゃないんですよね…」




『えーそうなの。じゃあ誰だったんだろう…』




ブ「そうですねえ…あ、そういえばサンジさんがそろそろ女性にオヤツが出来ると言っていましたよ」




『そうなんだ。じゃあ甲板に行ってこようかな。じゃあね、ブルック』




ブルックに別れを告げ、目的の場所へ向かった。
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