ぐるぐる その2
□サプライズは程々に2
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「ずっと辛い思いさせてきて悪かった。ごめんね」
『え……?』
「マホにそういう思いにさせるの、終わりする。そうシカマルに言ったんだ。」
分かってたんだよ。女子たちが良くないヒソヒソ話したり、マホが一人で悩んだりしてるのも。と、カカシさんは続けて話した。
「だから、さ。
結婚しよーよ」
『え……』
「あー、もっと、ちゃんとしたシチュエーションで言いたかったんだよ?告白したときだって、箱から出てきたマホに突然だったし……ってマホ……もう泣かないでヨ……」
『だって……嬉しくて………』
「ま!喜んでもらえたならいいのかな!…さて、あと一仕事終わったら長期休暇が貰えるんだ。マホの願い、なんでも叶えるよ」
『カカシさんと……一緒にいたいです……』
「もちろんだよ。それなのにアンコのやつ、かたき討ちとか言って火影室めちゃくちゃにしちゃってさ。また仕事増えたよ」
『あ……』
先ほど紅さんの家で聞いた、かたき討ち、ヘビ、という単語になるほど納得した。
『私も、手伝います……私のせいでこんなことになったんですから……』
「ん、いーよ。それよりマホには、結婚式と新婚旅行の準備をしてほしいな。式まであと一週間しかないんだから」
『え!!』
「びっくりさせてごめーんね、でももうマホのご両親にはお話してあるからさ!」
『ええっ!!!』
私は、何度この人に驚かされるんだろう……。
と思いながら式の話を聞きに、また紅の家に戻るマホだった。
-end-