ぐるぐる その2
□長い糸を結ぶ
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現在の木の葉の事情など、観察をして一日を過ごし、約束の時間になったので、サクラに指定されたお店へ足を運んだ。
いの「あーっ!マホー!!こっちよー!!」
『いの!久しぶり』
いの「元気そうで良かった。これ、私の彼氏」
『あ、れ…サイ?』
サイ「よく覚えてたね。暗部に入った頃は物覚えが悪くて有名だったのに」
『へへ、もう大丈夫だよ』
サク「さ、飲もー!ビールでいいよね?」
『ごめん、私、お酒のんだことなくて』
サイ「暗部は何かと制限が多いしね」
いの「じゃあ、飲んでみなよー!もし酔っ払っても、シカマルに送ってもらえばいいじゃない!」
シカマル。
その言葉にどくんと心臓が跳ねた。
『え、でも…いないじゃない……』
チョウ「シカマルは、火影邸で補佐みたいな仕事してるんだ。だからいつも遅れて来るんだよね」
『そう、なんだ…』
いの「と、言うことで!
おかえり、マホ!かんぱーい!!!」
みんな大人になってるけれど、面影が残ってるからすぐに分かった。
サクラは木の葉病院でナース。
いのとチョウジは下忍の指導。
シノは学校の先生を目指して勉強。
キバは、次期火影の座をナルトに譲って(笑)、今は赤丸と警察部隊に入った。
そして何より嬉しかったのが、
ヒナ「実は、ナルトくんと付き合うことになって…」
『そうなの!?良かったね、ヒナタ』
「マホちゃんが後押ししてくれたおかげだよ」
『え…?』