Novel

□小ネタA
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もしも志田さんにもたれて
渡辺さんが眠ってしまったら


志田side


えっなにこれ?

なにこの状況?

ど、どうしよう、、、

「んん、、アオコぉ、、、」

バス車内にて。

隣にいるぺーが眠っている。

すごく可愛い寝言を言って。

アオコを抱きしめながら。



しかも、私にもたれて。



やばい。

顔が熱い。絶対赤くなってる。

てか、ぺーの香りがめちゃくちゃする。

ぺーの甘い香りが。


「ふふっ、愛佳めっちゃ顔赤いよ」

「私も茜にくっつきたぃ、、、」

前に座ってる守屋がわざわざ後ろを向いてからかってくる。

てか、守屋の隣のゆっかーはなんか呟いてるし、顔赤いし。


「えっ!ぺー寝てんのっ??
めっっっちゃかわいい!」

「だにうるさい。起きちゃうじゃん」

騒ぐおだななに、怒るりさ。

そうだぞ、りさの言う通り。
せっかく寝てんのに、起こしたらかわいそうじゃん。




ぺーに恋してなかったら、
きっとそう思ってた。



でも、少し違う。
確かに、ほんのちょっとはそう思うけどさ。

実際は、

ぺーともっとくっついていたい。
ぺーの甘い香りをこの距離で感じたい。

結局は自己中すぎる欲のためだけだった。


ぺーと触れている部分はどんどん熱をもって、すごく熱くなっている。

顔も耳も熱くてたまらない。

熱いから扇ぎたいんだけど、
ぺーのためにもう少し我慢しよう。

ぺーが起きないように。

ぺーをほんの少しでも長い間近くで感じられるように。


からかうような目で見てくる3人組を無視して、今はじっとしていよう。





だから、

もう少しこのままでいさせて。







拍手文で書いたてちや守屋さんと違い、
じっとしてなにもできない志田さん。

志田さんはヘタレなイメージがあります。
そして、
そんなヘタレな志田さんをからかう
織田さん、守屋さん、渡邉さんという関係性が個人的に好きです。

ちなみにこの話では、
菅井様と守屋さんは付き合ってませんw
(もちろん両思い)



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