曲の書庫

□悪の召使
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「ねぇ、ウラちゃん。
今日は何して遊ぶ?」

いつまでも無邪気なリュウタ。
僕の最愛の弟。
一卵性?なのか姿もそっくり。
多少髪型が違うくらいの差しかない。
リュウタはこの国に君臨する王子。
そして、

「う〜ん・・・・・
今日はリュウタが決めてよ。
いつも僕が決めてたら、つまらないでしょ?」

僕はリュウタの兄さんだけど、
リュウタの召使い。
リュウタが覚えてない、
小さな時に僕らの運命は別れてしまった。
声に出しては言わないけど
僕はリュウタの為ならば悪に堕ちても構わない。
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