夢部屋
□*いもうと
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用具室に、2つの影。
(…はぁ…んッ…)
名無しさんを壁に追い詰め
片腕は頭上、もう片方は顎におき固定する。啄むような口付けから深いものにかわっていく。
「名無しさん、可愛いよ」
頬を染め目を潤ませ息を整えて竹谷を見上げるその姿にますます欲情する。
「だけど、今日はここまでだな〜」
そうは言いつつもおでこにキスをし離れる様子はない。
「はち先輩…、恥ずかしいです…誰かきちゃうかも」
「大丈夫だって。鍵もかけたし、来る気配もない。それにこんな可愛い名無しさんの姿を他の奴なんかに見せるものか」
そう笑顔で竹谷に言われれば名無しさんはますます赤くなる。
「名無しさん…」
ぎゅっと目を瞑る名無しさんの顎を持ち顔を近づける。あと少しで口が重なりそうに…、
『うちの可愛い妹に壁ドンですか?』
にやにやしながら尾浜勘右衛門が横から覗いている