夢部屋

□*一輪の花
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実習場所に着くと、課題の説明をされクジをまわされる。

「僕と一緒なのは…」

「私だ!よろしくな伊作」
小平太が手を挙げ駆け寄る。

「珍しい組み合わせだな」
そう言う仙蔵もクジを引き相方を探し始める。
仙蔵と組めたら課題も余裕だろうなと思いながら名無しさんも引いた。

「名無しさんはどうだった?」

期待していた留三郎ともやはり一緒にはならなかった。
残念だなと呟く。

「俺と一緒だな」

名無しさんが振り向くと文次郎が同じ色のクジを持っていた。

「文次郎!よかった、よろしくな」

留三郎から離れ、文次郎の方へ行くの後ろで留三郎は睨みつける。


「わかってんだろうな、文次郎。…名無しさんの足引っ張るなよ」

「バカタレ。わかっている」


そんな2人の会話についていけず、頭に?を浮かべる名無しさん。


しばらくして全てのペアが決まると先生の合図でスタートし、それぞれ散らばっていった。
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