それがあなたの夢ならば

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「で、まぁその後反省文が2倍ってことで2枚にされたの。……ってもう時間じゃん。やばい、戻んなきゃ間に合わない!じゃあね、星花ちゃん!」

慌てて帰っていくフランシスを私は見送り、そして机を見た。

「うわっ」

そこにはフランシスが吹いてこぼしたジュースが点々とついていた……。
仕方がない、とポケットティッシュを取り出し二枚重ねにするとそれを綺麗に拭き取っていった。

それにしても、フラン兄の話長かったな……。
それに、悪いのフラン兄だし。

とにかく分かったのは、アーサーさんはとてもいい人かもしれないということと同時に少し子供かもしれないという事だ。

しかし喧嘩する中だったなんて……。
喧嘩するほど仲がいいならいいんだが、そうでなければかなりの問題な気がする。
一体どうやってその1年を過ごしたのやら……。
アーサーさんは相当迷惑だっただろう。

私は、フランシスが相変わらずだなと少し呆れながらも次の授業の準備をした。
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