それがあなたの夢ならば

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それからイヴァンは暫く目を覚まさなかった。

1週間後、ようやくイヴァンは登校できるようになったようでようやく姿を見ることができた。

この1週間、私は毎日のようにイヴァンの家に通っていた。
心配で心配でしょうがなかった。
胸が、締め付けられるようだった。

目覚めたイヴァンを見るなり、私は抱きつきそうになったが、流石にそれは抑えて言った。

「イヴァン!良かった!やっと目を覚ましたんだ!」
「うん、ごめんね、星花ちゃん」

なんだかいつもと雰囲気が違う気がするが、きっと久しぶりに会ったせいだろう。

「あのね、僕、星花ちゃんに話さなきゃいけないことがあるの」
「え?」
「だから今日の放課後、少し寄り道してもいい?」
「うん」

どんな話だろう。
私は何となく不安になりつつも自分のクラスへと戻った。
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