★蒼兄妹のお話☆
□「楽器の音色と瑞夢」
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「んー、待ってようかな・・・あ、楽器が置いてある♪」
蒼那は楽器のフルートを持って吹いてみた。
「妹よ、勝手に吹いたら駄目だろう。」
「・・・待ってるだけじゃ、つまんないもん・・・。」
「つまんないって・・・あのな、妹よ。」
「私、お兄ちゃんが弾くヴァイオリンの音色が聞きたいな♪」
蒼那は目をキラキラさせて蒼紫の方を見た。
「・・・しょうがないな。」
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