春の間

□〜秋〜湯けむり紀行(前編)
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ある部活後の事ー
MAJIバーガーに
呼び出された俺は
気だるい身体に
鞭を打って
その場所へと向かう


「−っち!
こんな時間に
呼び出す何て一体
何の用なんだよ!」


不機嫌極まりない
どす低い声色で
黒子へ発破をかけるー


「そうですね…
少し計画をしてて…」


大量に買い占めた
ハンバーガーを
口に含みながら
見つめる視線ー


「?計画…だと?
何だが嫌な予感しか
しねぇが…何だ?」


「僕と2人で
熱海まで
能力強化合宿に
行きませんか?」


その一言に
飲み物を吹き出すー


「はぁーーーー!?
なんじゃそれ!
全く意味
分かんねぇんだけど?
つか何
言い出してんだ?お前ー」


目の前の黒子の
胸元を一気に
掴み上げるー


「まぁ落ちついて下さい。
火神くんー
連休を使って
行こうと
思ってるんです。
勿論、その間の練習は
お休みして良いと
カントクの了承を
受けています。」


「あぁ?!公式かよ!
何であの人が
許可したかは
不明だが…
変りにどキツイ
練習メニューを
組まれてるとかじゃねぇと
了承してくれるとは
思わねぇんだけど!」


「そんな事はありません。
表向きは強化合宿と
なっていますが…
気負いしなくても
大丈夫だと思います…」


「?全然分かんねぇよ!
大丈夫とかって
なんなの?
その確証は…
だってあの
超どSカントクだぜ?
信用できるかっつーの!!」


「飲み放題に
食べ放題ですよ?
色々とー
それでも
行かないんですか?」


「え?(喜)
まぢかよ!それ…
すげぇ美味しいんじゃねぇ?」


「学生プランですから
かなりお得だと…」


「。。。んで?
カントクも了承済だっけ?」


「はい。
確実にそれは
約束出来ると思います。」


「何か分かんねぇけど
楽しそうじゃね?」


「…火神くん
揺れてますね?
僕はもぅ参加すると
決めたので……
後は火神くん次第だと…」


「お前が行くなら
俺も参加すっかな?
何か経験出来そうだし…
行ってみるか?」


「良い経験に
なると思います(色んな意味で)…
火神くんも
参加しますか?」


既に黒子の
その言葉が
聞こえない程ー
テンションが
上がっていた
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