秦の間

□Contact
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昼休憩で昼食を
終えた僕ゎ
ある人物に
逢いたくて
黄瀬くんへと
コールしたー
僅か2コールで
耳に届く声


「あぁ黒子っち♪
急に電話してきて
どうしたんっすか?」


「…いぃえ…
迷惑なら切りますよ?」


「ちょぅ(^o^;)
それゎないっしょ?
むしろ嬉しいくらいっす!
なんすか?
でぇとの誘いでも?」


「やっぱり
切ります…何か
忙しそうなんで…」


「…じょ…冗談っすよ;
相変わらず俺に
冷たくないっすか?
黒子っちぃー!!」


「…僕ゎ真面目な
話がしたんいです…
あの…黄瀬くん…
今電話大丈夫ですか?」


「全然大丈夫っす!
昼食も終えて雑誌を
読んでただけ
だったんで…
どうしたんすか?
黒子っちから連絡何て
珍しいっすよね?」


「えぇまぁ…
少し黄瀬くんに
お願いがあって…」


そう告げると
早急に用件を伝え
電話を切ったー


◇◇◇◇◇

今ゎテスト期間で
部活動はお休みー
足早に家へ帰ると
ある人物に逢う為の
準備に取りかかった
私服に着替えて
その場所へと
足を進めた


「…ぉう涼太!
急に電話してくるから
何かと思ったじゃねぇか!
で?用件は何だ?!」


振り返ったその人は
僕を見て不可思議な
表情を浮かべた


「?とあれ?
ん…お前…っ…
誠凛の黒子…
黒子テツヤじゃねぇか!
何でお前が…ここに…?」


一折全身に
視線を回すと
再びその人の顔を見つめた


「…あぁ…なるほど…」


僕の口から出た言葉に
更に眉根を寄せる
その人ー


「?はぁ?
初対面でいきなり
“あぁ…なるほど”って
何を評価してんだよ!
お前は…つぅかさ…
迷い込んだ子猫ちゃんが
何故ここにいるのかな?」


少しづつ
僕の方に歩み寄ると
下から見上げて
その掌が僕の頭に
優しく触れるー


「…っ!
いきなり頭を
撫でるのも
どうかと思うんですけど…
それに僕ー
子供じゃないですよ?
歳だって変わりません…」


「第一声が
“あぁ…なるほど”の方が
失礼だと思うが…
んで?涼太じゃなくて
何でお前が俺達の
待ち合わせ場所に
来るわけ?
理由を話さない
涼太も涼太だが
サプライズって感じでも
無さそうだし…
結局目的は何なんだよ?
それとも君も
何も聞いてないのか?」


曖昧で不可思議な視線が
再び僕に向けられた
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