春の間

□〜秋〜湯けむり紀行(前編)
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◇◇◇◇◇

連休に入ると
バスツアーで熱海までの
道を進むー
夕時に着き
各自が部屋に向かうー
黒子の説明を
詳しく聞くと
バスケ同好会といって
公式ではないけど
趣味範囲でバスケを
楽しむ面子が集まって
レクレーションや
親交会を行う企画らしく
同年代がそれぞれで
交流を深める場らしいー
俺と黒子ー
他校から来た
浜野、甲斐、古澤
とゆうトリオが
同じ部屋になった


「へぇじゃあ火神や
黒子はガチのバスケ部の
レギュラーなんか?」


「あぁまぁな。
お前達は
同じ高校なのか?」


「いんや3人共別の高校ー
俺は千葉やしー
古澤は埼玉で
コイツは神奈川や…
偶然Facebookで
交流してて今回一緒に
参加したんや。」


「そうなんですか?
3人は何回か
逢った事あるんですか?」


「そんなには無いよ。
俺ら3人が2ヶ月に一回
集合する時は
中間の東京ー
大体お前らの学校から近い
MAJIバーガーだよな?」


「うんそうだね。
もしかしたら気づかずに
逢ってるかもね?」


「そんな偶然が
あるのか?
こうやって考えると
日本て結構狭いな。」


「そうやな…
驚くくらい狭い
気がするわ…」


そんな会話をしてると
外側から扉を
ノックする音が
聞こえるー


「…?はい…どうぞ!」


「僕ー開けてくるね…」


浜野が扉を開けると
また新たな奴が
部屋に入ってきた


「おぅ!勇樹やん。
どないしたんや?」


「あぁ話し中やったん?
すまんな。
夕飯終えたばかりで
寛いでる所
悪かったなー
純之介ー
報告があんねん!
今大浴場が
めちゃ空いてるねんてー
入るなら今がえぇて
教えに来たんや…」


「そりゃありがてぇなー
黒子?一緒に行かねぇか?」


「こちらゎどちらさん?」


「あぁー俺は
火神大我だー」


「俺達と同室なんやー
んでこちらが
同じ高校の笠原勇樹ー
俺と同じで
生まれが
大阪なんやて?
あぁそうや火神ー
お前身体デカいから
空いてる内に
入って来たらどうや?
ついでに黒子もー
めちゃゆっくり
浸かれるで?」


「甲斐くん達は
行かないんですか?」


「俺らは夏キャンプで
この近くまで
来たことあるんや!
せやから大体
憶測はついとるから
もう少ししてから
行こう思うてるんや。」


そう返答する甲斐の
好意に甘えて
先に俺達が入る事にしたー
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