edelweiss

□不器用裏
1ページ/1ページ

かなこちゃんとわたしが付き合いはじめてからもう半年がたつ。なのに私たちはキスから先のことをまだしていない。したくないんじゃなくて出来ないんだ。拒まれたらどうしよう、とか、止まれなかったら、とか傷つけたくない、とかいろんなことが邪魔をする。ここまで来てしまうとタイミングもわからない。ほんとにどーしよーー!たかさん大ピーンチ!
よし!こんなときはあの人に何とかしてもらおう!ピポパポピ、プルルルルー助けて!あーりんロボー!...とか、ふざけてる場合ではなくて、自分でどうにかするしかなくて。
明日一日オフで、夜ホテルに泊まりでかなこちゃんと相部屋の今日がチャンスだからなんとかするしかない!


ホテルについてかなこちゃんはkマネに呼び出されて部屋に一人でいると心臓がバクバク言って落ち着かない。だから一人きりの内にシャワーを浴びてしまおうとお風呂場に行き、熱いシャワーを浴びた。シャワーから上がるといつのまにか部屋に戻ってきていたかなこちゃんがいた。
「あ、ごめんね、先シャワー入っちゃった。」
「...いいよ、じゃあ私も入ってこようかな、ちゃんと髪、乾かしなよ?」
そう言うと部屋着を持ってかなこちゃんはお風呂場に行った。その間私は言われた通りドライヤーを持ってきて髪を乾かして、一通り乾かしたところで首にタオルを掛けながら髪を濡らしたかなこちゃんが上がってきた。その色っぽさにドキッとした。
「//っ!ほら髪、乾かしてあげるからこっちおいで?」
「たかぎがかわかしてくれるの?ありがとー」
素直に椅子に座って頭を私に預ける。今日あったことなどを話しているとあっという間に乾かし終わった。
「ありがとーやっぱれにに乾かしてもらうの気持ちいいねー」
そう言って笑うかなこちゃんに気付くとキスをしていた。
「...っ!ごめっ、」
「....ねぇ、手、出してくれないの?」
涙目でそう言われると脆い理性は音をたてて崩れ去った。
「っふっっ、ぁっ」
キスの間に洩れる声に熱は増してくる。これ以上行ったら止まれない。そう頭で叫んでいる。
「っ!いいの?止まれないよ?」
「止まらないで?れにのものにして?」
その言葉にいよいよストッパーは無くなってしまった。
それでも最大限に優しくしようと必死だった。身体中にキスをし、手は胸をなるべく優しく優しく気持ちよくなるようにと触った。
「いたく、、ない?」
「んぁ、だい、じょぶぁっ、ごめっこぇっへんぁ!」
「かわいい、大丈夫だよ、優しくするね?」
しばらくすると腰が動いてきたのがわかったから下を脱がせて優しくそこに指を這わせる。感じてくれているのかびしょびしょのそこに少し嬉しくなる。
「いれてもいい?」
「いいよ、っぁれにのものにして?」
ゆっくりと指を入れると眉間にシワを寄せ、必死に耐えているようなかなこちゃん。指を入れたまま、動かさないで落ち着くまで待った。
「いたい?」
「、、、はぁっ、大丈夫、うごいて?」
傷つけないように、でも気持ちよくなれるように顔を見ながら慎重に動かした。だんだんかなこちゃんの息が荒くなってきた。
「っっ!いっ!やばっ!れにっっ!」
「かなこちゃん!」
体をしならせるとベットに沈みこんだ。
「はぁっ、はぁっ、」
「大丈夫?ごめん、止まれなかった」
「ありがと、れに」
「へっ?」
「しあわせ、だいすきだょ」
語尾がだんだん小さくなるとそのまま寝てしまった。そんなかなこちゃんの額にキスをして
「私は愛してるよ」
そう伝えるとかなこちゃんに布団をかけて自分も眠りについた。


次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ