edelweiss

□甘い甘え
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たまに、ごくごくたまに突然こうなる日がある。

私の彼女はツンデレだ。成分表を書くとしたら
デレ 5%
ツン 95%
そのぐらいツンツンしてて、私から甘えると軽くあしらわれるし、甘えてきてくれることなんかもっての他。だからたまに甘えられると身構えちゃう。し、実際相当ヤバイときにしか甘えてこない。今日はその相当ヤバイ日らしい。
「しおー」
さっきから意味もなく私のことを呼び、腕に絡み付いてきたり、顔を肩にのせてきたりして甘えてくる。そのしぐさがかわいすぎて本能を抑えることに精一杯になる。
「...かなちゃん、どうしたの?なんかあった?」
「...なんもないよ、ねぇしお、...しよ?」
上目使いに涙目攻撃。そんなことされて我慢できる人がいるなら教えてほしい。我慢してたのに、私は悪くない。かなが誘ったから。心のなかで言い訳を並べてかなを押し倒す。
「知らないよ?私、抑えられないからね?」
「いいよ?...しおでいっぱいにして...?」
服のなかに手を入れてお腹を撫でていく。優しく、触れるか触れないかくらいで触っていく。同時に啄むようにキスをする。上唇を何度も食むように、短く、角度を変えて何度も何度も。ふやけて薄く開く口に舌を入れ、深くしていく。歯列をなぞるように、柔らかいかなこの舌を引き出すように。
「...ぁ、はっっ、」
隙間から漏れる声すらも飲み込むようにさらに深くしていく。手はお腹から胸へと移し、小さいけれど感度のいい胸に触れる。小さいけれどしっかりと主張するそれを人差し指と中指でつまみ、親指で転がす。
「ん、っぁ、ふぁっ、、しお...した、っも、!」
途切れ途切れにおねだりしてくるかなこ。あまりの余裕のなさにこっちまで伝染する。下着越しに触ると布の上からでもグチッと音がする。下着を剥ぐように脱がせ、直接刺激する。
「んん、ぁっ、しお、、もう、、」
「わかったよ、」
いきなりで大丈夫かな、と頭をよぎるが、いつもより濡れているそこに初めから2本指を沈める。一瞬苦しそうな表情をするが、すぐに指の動きに合わせて腰が揺れてくる。中の締め付けが強くなってきたから指の動かすスピードを高める。
「んぁ、しお、しおっ!もっ!」
「大丈夫だよ、イきな」
大きく体を跳ねさせてすぐに力が抜けていく。いつもならここで満足して眠るところだけど今日は違った。
「ねぇ、まだ...」
「...え?」
一瞬耳を疑った。自分から誘う時点でいつもとは違うと思ってたけどこんなことは初めてだった。
「...いいの?体、大丈夫?」
「大丈夫だから、しおでいっぱいにして?」
「...あー、もー!しらないよ?今度は本当に止まれないからね?」
「いいよ?むしろ止まらないで」
その言葉を合図にまた指を動かしていく。何度も身体が跳ね上がっても指を止めることなく。
「しお...しお、、」
快楽に溺れながら必死に名前を読んでくる姿にキュンとくる。
「まだだよ、」
何度もイきすぎてただただ鳴くだけになって、あぁ、あとで怒られるやつだなあなんて思っても意思とは関係なく勝手に指が動く。
「ぁ、んん、」
一際大きく身体が跳ねるとそのまま意識を失った。

軽くかなこの体を暖かいタオルで拭いて自分はシャワーを浴びてさあ寝ようとベットに戻ると小さな声が聞こえた。
「...ばか、」
あぁ拗ねてるなってわかって申し訳なく思うと同時に布団にくるまる姿がかわいくてにやついてしまう。
「ごめんて、許して?」
「優しくしてほしかったのに...もういいよ、」
また寝そうに声がふにゃっとしてきたからそっと頭のしたに腕を入れて首にキスをした。
「かなが可愛かったからとまんなかった、ごめんね」
「...もういいし、...ぁ..がと」
「...ぇ?」
びっくりして聞き返すももう寝てしまっていた。ニヤつく顔を抑えられずに暫く髪を撫でていた。


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