記念日用

□2月
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2月9日 【河豚の日】



ジャック「今日は河豚の日らしい、というわけで河豚を用意してみた!」
サリー「まぁ、可愛らしいお魚ね」
ブギー「これが河豚ってやつか?なんか間抜けな見た目してんな…で、これで何すんだよ」
ジャック「二人はこの河豚について何か知っている事はないかい?」
サリー「私はよく知らないわ」
ブギー「普通の魚じゃねぇのか?」
ジャック「実はこの河豚という魚…人を死に至らしめる事があるんだ」
ブギー「なん、だと…」
サリー「攻撃的な魚なのかしら」
ジャック「いや、この魚が攻撃的というわけではなくてね、毒があるらしいんだよ」
サリー「毒が?」
ジャック「日本で好んで食べられている魚らしいんだけどね、この魚の体内にある毒で人が死ぬ事があるらしいんだ」
サリー「毒があるのに好んで食べるものなの?」
ジャック「資格を持つ人間が調理して毒を除去する事によって美味しく食べられるらしいよ」
ブギー「人間ってのは軟弱な生き物だしな、こんな魚で死ぬってのが笑えるぜ」
ジャック「まぁ僕達は死なないからね…というわけで!今からこの河豚を刺身にして食べてみようと思うんだ!」
サリー「えっと…ジャック?調理方法は知っているの?」
ジャック「いや、知らないよ!」
サリー「え……じゃあ毒は」
ブギー「まぁこんなちっぽけな魚の毒なんかで俺達が死ぬわけねぇんだからいいんじゃねぇのか?」
サリー「え、まぁ…死にはしないでしょうけど…」
ジャック「任せてくれサリー!僕が綺麗にさばいて見せるからね!」
サリー「…そ、そぅ」
ブギー「一番美味そうなとこは俺に寄越せよ」
ジャック「なんでだよ、皆平等に切り分けるからな」


ジャック「さて、綺麗にさばく事が出来ました!」
ブギー「おー美味そうな見た目だな」
サリー「…そ、そうね」
ジャック「えっと、この醤油?っていう調味料を使って食べるんだって、あ!あとはこのわさびっていうのを使うと凄く美味しいらしいけど」
サリー「緑色のそれの事?」
ブギー「美味いってんなら使うぜ」
サリー「ちょっとブギー、いくらなんでもそれは使い過ぎじゃ…醤油が見えなくなってるわよ?」
ブギー「美味いんなら多い方がいいだろ」
ジャック「じゃあ僕もそうしようかな、サリー、君はどうする?」
サリー「わ、私は少しだけでいいわ…(ジャックもそんな大量に…)」



ジャック「よし、じゃあ…いただきまーす!」
サリー「いただきます………あ、おいしい…この河豚?だったかしら、とっても美味しいわ!この醤油とわさびの相性が凄くいいわ!ねぇ二人とも……」
ジャック「んぶぅ!!!!!!!!!」
ブギー「ぶへぇあ!!!!!!!!」
サリー「きゃあ!!!ど、どうしたの二人ともいきなり吐き出して!!」
ジャック「ひ、ヒリヒリする!痛い!辛い!なんかツーンってする!なにこれ!!!!!」
ブギー「げほごほ!ぐ、な、なんじゃこりゃあ!!!」
ジャック「水!水を今すぐここに!!!!!」
ブギー「て、てめぇそれは俺の水だ寄越しやがれ!!!」
ジャック「おい引っ張るな!!!あ、あああああああ!!!!!グラスが落ちた!!!!水がぁ!!!!」
ブギー「なんてことしやがる!!!あああああああああ水!誰か水を寄越せええええええ!!!!!!!」


サリー「…こ、これが河豚の毒の影響なのかしら…とっても美味しいのに」
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