リクエスト小説

□計画... 「前半」
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今日は久しぶりの玲香と一緒な撮影。
会う機会がなく、今日を待ちに待っていた、
逸る気持ちををおさえ誰よりも早く楽屋に入る。
はやく玲香こないかな〜と考えるだけで楽しい。待ちどうしい。
次々とメンバーがくる。
玲香はまだ来ない。
こんな時だけ時間が経つのが遅い…
あまりにも寂しく待ちきれないから写真フォルダに入ってる私と玲香の写真を眺める、
玲香の写真をじーっと見つめる。
可愛い…綺麗…


ふ、触れたい…



けど…


なぜか。最近、玲香は花奈と撮る方が多いきがする…気のせいか、玲香は花奈といるときの写真のほうが笑ってる気がする…
んー。モヤモヤするけどそれ以上に玲香に会いたいから。




玲香との写真を眺め、いい感じに気分も上がってきた、

と同時に楽屋のドアが開く。
そこには私の愛しい玲香が…
やっと…会えた…!!!

嬉しい…!

今すぐにでも駆けつけたい!けど…メンバー周りにいるし…。
玲香もこっちくるよなぁ。待っておこう。




こんな考えをしてた自分をひっぱたきたい。





玲香を待ってると、


「うぅ〜かなたんー!おはよー!久しぶりだねぇー!」


…ん?


その声の先に目をやる。


「かなたんーわっ!わっ!かなたんーー!」

「もうなに玲香。うるさい」

「ねぇーなんで釣れないのーかまえー」







………??


なんで、花奈のとこにいくの。
私よりか先に。
会いたかったのは私だけだったのかな…。
玲香の1番は私じゃないの…

状況が理解できず固まる私。

他からみて相当変だったのか真夏が寄ってきた。


「若月どうした?」

「…?」

「わかつきー」

「れ、れ、」

「何言ってんの」

「れいか…」



絞り出した声。真夏に届いたのだろうか。


「あ…あれね!気にしなくてもいいんじない!あれだよ!あの!後から若月のとこ来るさ!ね!」


明らかに焦ってる真夏、
そうだよね…こんなのやばいよね…重いかな…







真夏side


若月は玲香ちゃんの事になるととんでもなくやばくなる。
玲香ちゃんもなんだけどね。
話しかけなきゃ良かったな…と後悔…、
まあそれも鈍感すぎる2人が原因なんだけど、
なんだよ「玲香が取られちゃう…」「若が構ってくれない。嫌われちゃった」
なわけないだろう…
鈍感にも程があるよほんともう。

まあ、そーゆー私も花奈が来てくれなくて実はちょっと拗ねてるんだけどね…






「わっわけわかんないっ」

「え?」


え、突然泣き出す若月。


まあ…私も泣きたい気持ちでいっぱい。
花奈は玲香ちゃんの方がいいのかな…とか。考えたり…。


「真夏は…真夏はあれ嫌じゃないの。」


「いや…だよ。」
そんなの当たり前じゃん。なんで互いの恋人の前でイチャついてるんだよ。


本格的に泣き出す若月

声を出さずに泣くから、
まあ玲香ちゃんなんて気づきもしないよね

なんで花奈が気づいて玲香ちゃんが気づいてないのよ…

私も泣きそう…。
花奈…。私に気づいて…






ーーーーーー






「あ。真夏、

いいこと思いついちゃった」



急に泣き止んだと思えばにやけ顔でこんなこと言ってくる。



「ん…?どーゆーこと?」

泣いてる人が急に泣き止むくらいだもん、凄い知りたいよ


「ふふっ。真夏、花奈攻めたくない?」


え?…?
何言ってんの若月
花奈がいやがる…

あぁ、でも、見てみたい気もする、

見てみたいな…

見たい…

したい…

私が花奈に…



「し!したいっ!」


「わ、急に声」


「してみたい!」


「ふふふ…、計画ねっちゃっおっか」




今の私は相当ニヤけてる…はず…

まぁ若月も

他から見たらほんと変なんだろうな


だけどそんな考えなんて、吹き飛ぶぐらいこの計画は楽しい、

花奈を攻めれる時が来たなんて…







いつの間にか、玲香ちゃんも私達に気づいてて2人が変な目で見てた事は内緒

帰るのが楽しみ。
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