リクエスト小説

□向こうばかり。
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「ピロリンッ」
一通のメールが来た。もう寝る寸前だった私は重たい瞼を持ち上げ半目で携帯へと視線を移した。通知を見た直後私の身体は飛び跳ねた。そそくさとメールを開く。

(若!今日もお疲れ!ドラマ撮影??だったんでしょ〜?小耳に挟んだんだ〜うへへ。私はね〜まちゅとまいちゅんとお花見いったの!!若とも行きたかったんだけど忙しそうだったから…!!
また一緒に行こうね♡

玲香。)


見たのが間違いだったのか。


最近玲香はこの2人ばっかり。
私の入る隙間なんて無かった。明日の予定を頭で立て始める。玲香に私のだと分からせるために。



(そうなんだ。良かったね。久々に泊まりに来る?明後日休みだからさ。)


(えっ!いいの…!?うんっ!)


私の気持ちを思い知ればいいんだ。
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