裏小説
□私以外...
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はぁ…。
なんで、あんなことしちゃったんだろう。
家帰ってからでもキツそう……
もう、いっそ、1人で…ってだめだめ。
そんな恥ずかしいことできないし、万が一若に見つかったらもっと、きつくなっちゃう。
無意識のうちに脚を擦り合わせてしまう。
でもそうすると余計欲しくなって。
隣で皆と話す若を見つめるけれどなにも気づいてくれない…いや、気付かないふりか…
「玲香、どうしたの?」
「!?」
わ、美彩か。
急に話しかけてくるから驚いちゃった。
「大丈夫…?顔赤いし、呼吸荒いし、」
「だ!大丈夫だよ!」
「そう?体調悪くなったら言うんだよ」
「うん!ありがと!」
にっこり笑って自分の席に帰ってく美彩、
もう…美彩にしてもらった方が……
楽…なんだろうけど後からが怖い、
バレた時、今の状態以上に焦らされる、
たまったもんじゃない
そんな内にもうお仕事は終わり、
もう…ここまで耐えたのほんとに褒めて欲しいよ…
若の声聞く度に湧くんだもの。
早く帰りたいというのに、あの人と言ったら…
「ね、若。早く帰ろうよ。」
「ちょっと待ってね」
急ぐ振りして全然急いでないんだから…
もう…ほんとおかしくなっちゃう。