SSS

□レザン夢
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身分違いだから好きになっちゃいけない。
そう思っているのにいつも優しくされて、

「私に優しくしないで下さい…。」

優しくされる度に好きになってしまいそうで、思わずそんな事を口走ってしまった。
レザン様が驚いた顔をする。

「…なぜ?」

「勘違い…してしまいますから。」

私がそう伝えると、レザン様は腕を組み何かを考え始めて。

「…それは良い傾向なのだが。」

「はい?」

「私はそなたを好いているからな。」

困った様に笑うレザン様。
嗚呼、好きになっても良かったのですね。

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