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Twitterに載せたBLやNL等の小説や小話のlogです。
苦手な方は閲覧注意。
会話文多め。
◆クラッカー×オーブン
「俺は兄貴を可愛がりてぇ。」
「は?」
真剣な眼差しでオーブンを見上げながらクラッカーが突然そう言い出した。
可愛がる、という単語にオーブンは首を傾げる。
「可愛がる?お前が俺をか?」
「そうだ。」
「…何で俺が弟に可愛がられないといけねぇ?兄である俺が可愛がるなら分かるけどよ。」
呆れた様なオーブンの言葉にクラッカーは不機嫌そうに顔を歪ませ、
「分かっちゃいねぇな…。」
と呟いた。
何の事だとオーブンが思っているとクラッカーが手を叩きだし、一体のビスケット兵をあっという間に作り上げる。
「あ?クラッカー何して…」
「こうするんだ。」
「うお…ッ!?」
クラッカーの合図でビスケット兵がオーブンを羽交い締めにし、急な事に対処できなったオーブンは後ろから押されて地面に膝をつく。
オーブンが膝をついた事で、クラッカーとの顔の高さが近くなる。
「ッ、クラッカー!」
「兄貴に可愛がられるのは嬉しいが、俺が言ってるのはそういう事じゃねぇ!」
「はぁ?」
「俺はもうガキじゃねぇんだ…!」
(※続きます↓)
◆クラッカー×オーブン
(※続き)
苦々しくクラッカーはそう言うと、
「…っ!?」
勢い良くオーブンに口付けをした。
オーブンの両頬に手を添えて貪る様に舌を入れられ、クラッカーの行動にオーブンは驚きで固まる。
クラッカーの手がゆっくりとオーブンの頬から顎に沿って這い、ビクッとオーブンの肩が震えた。
「んっ、ふ…っ、」
オーブンの口から吐息が洩れる。
暫くして唇が離れた時、オーブンの顔は真っ赤になっていた。
「は…お、おい、クラッカー…っ」
「好きだ、オーブンの兄貴。」
「っ!?」
「俺のモノになってくれ。」
先程とは違う甘い声で囁かれて、オーブンは動揺する。
真っ赤な顔のまま何も答えないオーブンに、クラッカーは笑った。
正確には驚きと恥ずかしさで声が出ないのだが。
「可愛いぜ兄貴。」
何も抵抗できないまま、クラッカーの口付けをもう一度オーブンは受け入れた。
◆カタクリ×オーブン
「…オーブン。」
「やらねぇぞ。」
「まだ何も言ってねぇ。」
「言わなくても分かる。」
カタクリの視線を痛いくらいに感じながら、オーブンはがぶりと特大サイズのドーナツにかじりついた。
「自分のは食っただろカタクリ。」
「あの量で足りると思うのか。」
「…ガキかよ。」
肩をすくめて呆れながら、残りを口にしようとオーブンは口を開ける。
するとガシッとカタクリに腕を掴まれ、
「あ、おい!」
「…うまし。」
手にしていた残りのドーナツを食べられてしまった。
文句の一つでも言おうとしたが、満足そうなカタクリの顔を見るとそんな気も失せる。
「しょうがねぇ奴だな…。」
「オーブン。」
「なん…っ、」
グイッと肩を引かれ、カタクリに口付けられた。
ほんのりと口内にドーナツの味がする。
「ありがとな。」
そう言って笑うカタクリを見ると、オーブンは俺もつくづくカタクリに弱いなと今度は自分に呆れた。
勝手な事をされても文句も言えず、笑顔を見せられたら何でも許してしまうのだから。
◆カタクリ×オーブン
「カタクリ、何で二人きりなのに襟巻きしてんだよ。」
「別にいいだろ。」
「良くねぇよ。誰も見てねぇんだから二人の時は外せって言っただろ。」グイッ
「む。」
「ほら、こっちの方が男前なんだからよ。」
「…お前も男前だぞオーブン。」チュッ
「ん…キスの為に襟巻き下げたんじゃねーぞ。」
「違うのか?」
「…うるせぇ。」
◆オーブン×モンドール
「おいモンドール。」
「…ああ、オーブンの兄貴か。」
「報告書持ってきたぞ。」
「分かった、ありがとな。」
「おう。あ、それとな。」
「あ?なん…」
「ん。」チュッ
「!?んな…ッ!?」
「お疲れさん。残り頑張れよー。」スタスタ
「…〜っ、オーブンの兄貴ぃ…ッ!(誰か見てたらどうすんだよ…ッ!)」
◆スムージー×ダイフク
「ダイフク兄さん!」
「あ?…スムージーか。」
「そなた、帰ってきていたのなら何故私に報告をしない!」
「何でお前に報告しないといけないんだ。」
「何を言うか!ダイフク兄さんが居ない事で私がどれだけ寂しい思いをしていたか…!」
「…は?」
「ダイフク兄さんが帰国したら真っ先に会いたいのだ!」ガバッ
「おぉうっ!?」
「良いなダイフク兄さん、次からは帰国次第すぐ私に報告してくれ!」
「あ、あぁ分かった…。(スムージーの奴…変な所で素直だな…。)」
◆カタクリ×オーブン
「…オーブン。」
「おおカタクリ、遠征お疲…うぉ!?」
「…疲れた。」
「お前なぁ…急にもたれてくる奴があるかよ。」
「構わねぇだろ休ませろ。」
「分かった5分だけな。」
「…チッ。」
「舌打ちすんなよ、どうせまだペロス兄に報告行ってねぇんだろ?」
「…あぁ。」
「なら5分だ。そしたらペロス兄のとこ行けよ?」
「…夜またお前の所に行く。」
「ああ分かった、予定空けとくぜ。」
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