log
Twitterに載せたBLやNL等の小説や小話のlogです。
苦手な方は閲覧注意。
会話文多め。
◆カタクリ×オーブン
「カタクリ、いつまでくっついてるつもりだ。」
「…寒い。」
朝だというのに同じベッドの中、カタクリに後ろか腕を回されガッチリと身体を抱き締められ身動きが取れないオーブンはため息をついた。
いつもは一人で寝ても誰よりも早く起きてくるのに、たまに一緒に寝るといつもこうなる。
甘えてくれるのは嬉しいがそろそろ起きなければ、今日は色々と雑務がある。
「いい加減にしろよカタクリ。」
「…。」
無言を貫いたカタクリに、仕方ねぇとオーブンは身体の熱を上げた。
徐々に熱を上げていくと、
「っ、おい!」
とカタクリがオーブンから離れて起き上がる。
「ほら暖まったろ?」
カタクリが離れて身動きが取れる様になったオーブンも起き上がり、ベッドから降りた。
「…オーブン。」
文句のありそうなカタクリの表情にオーブンは笑う。
「んな顔するなって、また今夜、な?」
「今夜もいいのか。」
今夜という言葉に反応したカタクリに、分かりやすい奴だな…とオーブンは呟いた。
◆カタクリ×オーブン
一粒のチョコレートを咥えて、オーブンはカタクリにキスをした。
オーブンからのキスを受け入れ、カタクリはオーブンの腰を抱き寄せる。
オーブンが咥えていたチョコレートを二人の舌で転がし合い、互いの吐息とチョコレートが溶ければ溶ける程漂う甘い香りにオーブンの思考がふわふわしたものになっていく。
二人の間でチョコレートが溶けて無くなり、甘くなった互いの唇を離す。
「っ、は、カタクリ…」
「ふ…甘ぇな。」
「…なぁ。」
「ああ、分かってる。」
熱い視線を向けてくるオーブンにカタクリは頷くと、新しい一粒のチョコレートを今度はカタクリが咥えた。
カタクリが唇を近付けるとオーブンが食い付く。
「ちゅ、ん…は、」
「は、ふ…」
夢中になって貪ればあっという間にそのチョコレートも熱で溶けて無くなり、それを合図にまた離れる。
「…これじゃ全然足りねぇな。」
「…そうだな。」
カタクリの言葉に相槌を打ってオーブンは笑う。
「オーブン。」
「何だ?」
「お前も食っていいか?」
カタクリの問い掛けに、オーブンは照れながらも頷いた。
「ああ、好きなだけ食ってくれ。」
◆カタクリ×オーブン
「…オーブン。」
「やらねぇぞ。」
「まだ何も言ってねぇ。」
「言わなくても分かる。」
カタクリの視線を痛いくらいに感じながら、オーブンはがぶりと特大サイズのドーナツにかじりついた。
「自分のは食っただろカタクリ。」
「あの量で足りると思うのか。」
「…ガキかよ。」
肩をすくめて呆れながら、残りを口にしようとオーブンは口を開ける。
するとガシッとカタクリに腕を掴まれ、
「あ、おい!」
「…うまし。」
手にしていた残りのドーナツを食べられてしまった。
文句の一つでも言おうとしたが、満足そうなカタクリの顔を見るとそんな気も失せる。
「しょうがねぇ奴だな…。」
「オーブン。」
「なん…っ、」
グイッと肩を引かれ、カタクリに口付けられた。
ほんのりと口内にドーナツの味がする。
「ありがとな。」
そう言って笑うカタクリを見ると、オーブンは俺もつくづくカタクリに弱いなと今度は自分に呆れた。
勝手な事をされても文句も言えず、笑顔を見せられたら何でも許してしまうのだから。
◆カタクリ×オーブン
「カタクリ、何で二人きりなのに襟巻きしてんだよ。」
「別にいいだろ。」
「良くねぇよ。誰も見てねぇんだから二人の時は外せって言っただろ。」グイッ
「む。」
「ほら、こっちの方が男前なんだからよ。」
「…お前も男前だぞオーブン。」チュッ
「ん…キスの為に襟巻き下げたんじゃねーぞ。」
「違うのか?」
「…うるせぇ。」
◆カタクリ×オーブン
「…オーブン。」
「おおカタクリ、遠征お疲…うぉ!?」
「…疲れた。」
「お前なぁ…急にもたれてくる奴があるかよ。」
「構わねぇだろ休ませろ。」
「分かった5分だけな。」
「…チッ。」
「舌打ちすんなよ、どうせまだペロス兄に報告行ってねぇんだろ?」
「…あぁ。」
「なら5分だ。そしたらペロス兄のとこ行けよ?」
「…夜またお前の所に行く。」
「ああ分かった、予定空けとくぜ。」
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