Book2(リクエスト)

□やきもち
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ナヨンside





チェヨン「ミナおんに可愛い〜!」

『もう、チェヨンってば〜!』




さっきから
私がいるのにも関わらず
いちゃいちゃしてる2人。



…見てらんない。



私ってこんな嫉妬深かったっけ?





「ミナ」





チェヨンがツウィに呼ばれて
部屋に戻ったタイミングで
ミナを呼んだ。




『…ん?おんに?、』

「…ちょっと、こっちきて」





空気を察知したのか、
少し不安そうな顔で私を見るミナ。





『…ごめん、おんに。…私なんかしちゃったんかな?…』





自覚はないようだけど、
そんなうるうるした目で見つめられたら
怒るに怒れなくなる。





「…ううん、なんでもない。」

『…ほんまに?』

「…ただ、ミナと居たかっただけ」





私がそう言うと
わかりやすく顔が赤くなるミナが可愛い。





『おんに、やけに素直やんなぁ…//』

「うん、悪い?」

『ううん、嬉しい』





ミナをぎゅっと引き寄せて
自分に向かい合うように
私の膝に座らせる。





『きゃ、…おんに、恥ずかしいよ…』

「…ほんとにミナは可愛いすぎるわ」

『…おんに?』





きょとん、としてる
ミナにキスをした。

優しくしたいところだけど
今は我慢できない。





『…ナヨンおんにっ…、誰かきちゃう…』

「いいよ、来ても」

『だめ、…っ、恥ずかしい…』





ほんと、そんな顔されたら
もっといじめたくなる。
可愛いのがいけないのよ?





「…ミナや、…好きよ」





続きをしようとしたら、
バタン!!と
リビングのドアが勢いよく開いた。





サナ「…痛った…!、モモやぁ!押さんでって言ったやんかぁ!」

モモ「押してへん!ジョンヨンや!」

ジョンヨン「みんなして人になすりつけて!あぁ、困っちゃう」





そのドアから出て来たのは
床にズデン、とこけてるサナと
その上に被さるように
こけてるモモ。


そしてその後ろから
すみませーん、
という顔をして立って居るジョンヨン。




「….あんた達、悪趣味ね?」





ごめん!おんに!!
なんてそそくさと
部屋に戻る3人。



目の前のミナの顔を見ると、
恥ずかしそうに下を向いていた。





「ごめん、ミナや。つい我慢できなくて…リビングでしようとした私が悪かったわ…」





よしよし、と頭を撫でてあげると





『…続き、して?』





なんて言ってくるから
可愛すぎて頭がおかしくなりそう。





「…覚悟してね、ミナや」





END.
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