Book2(リクエスト)

□秘密
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ミナside







『…ミナおんにぃ〜』

「ダヒョナっ、どないしたん?」







楽屋で携帯をいじってたら
ダヒョナがそーっと近づいてきた。







『…これ、一緒食べましょ?』







新発売のお菓子です、
なんてニコニコしてる。

かわええ。






「うんっ、買ってきてくれたん?」

『はいっ!ミナおんにと食べたいなと思って…』





へへへ、なんて笑ってたら




”お菓子”
に反応してきた人、

”ダヒョナ”
に反応してきた人がきた。





モモ「あぁ!それ食べたかったやつ!」

サナ「ダヒョナぁ、なんでサナにはくれんの〜?!」







あぁあ、なんて顔をしたダヒョナと目が合う。



すみません、なんて
表情をするから
ええよ、って口パクで返した。







『わ、わかりましたよ〜、みんなで食べましょう!はい、はい』

モモ「ダヒョナ最高やな」

サナ「えへへぇ、みんなで食べれば倍においしいやんなぁ〜」








まだ私とダヒョナの関係は
みんなにバレてへん。

バレた方が楽なんかもしれんけど、
気遣われるのもなんかちゃうし、隠してる。







その日の夜、
チェヨンとツウィが
リビングにいるのを確認した後

私はダヒョナの部屋に入った。







「…ダヒョナぁ」







部屋に入ると
机と向き合ってるダヒョナがいた。






『…おんにっ!』





私を見るとパァっと
明るい笑顔になるダヒョナが可愛い。






「…へへ、何してたん?」

『日本語の勉強ですっ!』







もっと、ミナおんにに近づきたくて。
なんてそんな事言われたら
たまらんくなる。






「それなら、いつでも教えてあげるのに」

『…ほんとですか?』






嬉しそうなダヒョナ。

私がベッドに座ると、
机から離れて隣にすとん、と座った。






『おんに、今日はごめんなさい。せっかくミナおんにの為に買ったお菓子なのに…』

「ううん、気にしてへんよ?」

『…また買ってきますから、明日』

「じゃあ一緒に買いに行く?」







約束ですよ、なんて
指切りをして、そのまま
自然に手を繋ぐ。







『ずっと、おんにとこうしたかったです』

「…私も、ダヒョナと2人になりたかった」

『ふふ、おんにの手、あったかい』







ぎゅう、と握られて
さらにあったかくなる。







「…ダヒョナ、ちゅーして?」

『おんに、甘えん坊』







そう言いながら
ちゅ、と優しくキスしてくれる。







「へへ、ダヒョナぁ」

『…ミナおんに、可愛い』






ぽんぽん、と頭を撫でてくれる。






「なんか、ダヒョナに頭撫でられるの変な感じする」

『…なんでですか?キスだってしてるのに?』






ちょっと不安そうな顔になる
ダヒョナが可愛い。






「…ううん、ドキドキして。変な感じ…」






そう言うと、
おんにぃ〜!なんて
抱きしめてくれる。

思わず私も頭をよしよし、とすると。






『…私もおんにから頭撫でられるとドキドキします』

「…へへっ、それ今の私の真似?笑」







2人でケラケラと笑った。






『…おんにと居るといっつもドキドキしてます』

「…恥ずかしいこと言わんでっ」






ぱしっと腕を叩くと
にこにこと笑うダヒョナ。






『…おんに、だいすき』






わざとまたからかうように
耳元で言ってくる。






「…わたしも、ダヒョナがだいすき」






お返しに私もダヒョナの
耳元で呟く。






あぁあー!
おんに、私の真似ですかぁ?!
なんてパタパタするダヒョナ。







『これからも、側におってね?』

「…もちろんです、おんに」





どうかメンバーにはバレませんように…。
私達だけの、秘密ね?






END.


◎リクエストありがとうございます!
ミナとダヒョンはなんだかふわふわしてて可愛いくて癒されますね。。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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