Book2(リクエスト)

□ミナリだけ
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ナヨンside







『ミナや〜』

「…へへ、ナヨンおんに。どないしたん?」







携帯から聞こえてくる
ミナの声。





その声を聞いたら
尚更会いたくなってくる。








『…ただ、ミナの声が聞きたかっただけ』

「…まだ帰れそうにないん?」







少し寂しそうなミナの声。
眉毛が下がっているのが想像できて、
今すぐ抱きしめてあげたくなる。







『うん、あと少し』

「…そっかぁ、待ってるね」

『うん、ありがとうミナや』







少し仕事が別で離れただけなのに、
なんでこんなに会いたくなるんだろう。





”依存症”?
そんな言葉じゃ言い表せないくらい
ミナでいっぱいなの。








『じゃあ、そろそろ切るね』

「…うん。…おんに?」

『…ん?』

「…大好きだよ。…」








はぁ、この子ってほんと。






どれだけ私を夢中にさせるつもり?








『うん、愛してる。…後でね』







そのあとは仕事がより一層
集中できて、すんなりと撮影が終わった。





家に帰る間も
頭にあるのはミナの事。







”ミナも私のこと考えてくれてたらいいな”
なんて、バカみたいに考える。







『…ただいま』







みんなが寝静まって静かな部屋。



リビングにだけ、ポツンと電気が灯っている。








「…おかえり、おんにっ」







ミナがこっちを向いて笑ってくれる。
それだけで1日の疲れなんて
全部どこかにいっちゃうの。







『…ミナ、遅くなってごめん』








ぎゅっと、抱きしめると
控えめに腕をまわしてくる。







「…へへ、おんに冷たい」

『あっためてくれる?』








あったかいコーヒーを飲むより、
あったかいお風呂に入るより、
ミナに触れることが一番あったかいの。







こくん、と頷いたのを合図に、
ミナをゆっくりとソファに押し倒す。









『…ミナ、優しくできないかも』

「……ん、ええよ?…おんにになら、なにされても…」







そんな可愛いことを言うミナの唇を塞いで、何度も角度を変えながら確かめあう。







「ん、っはぁ」

『…ミナ、もっと見せて』







キスの合間に服を脱がせていく。
たまらなく熱い。





頭も体も、ミナの事しか考えられなくなる。








「…っあ、!…ん、っ…」







優しく触れると、
いつもより一層甘い声を出すミナがたまらなく愛しい。







『…ミナ、もうすごい濡れてる』

「…やだっ…ぁ、…っん」

『入れるよ』

「んぁっ!…っはぁ、ん…」







指をすんなりと受け入れるミナのソコ。






部屋に響く水音と、
ミナの甘い声が
私をおかしくさせる。








『…ミナ、可愛い』

「…ぁっ!ん、やぁっ…ぁん、」







ミナが果てる時は、
何故か毎回唇を塞ぎたくなる。





あんな可愛い声、
私だけに閉じ込めておきたくて。








「…んっはぁ!…ぁあっ、」







ぴくっと身体を浮かせて
果てたミナにキスをする。







『…愛してるよ、ミナ』







まだ息をしているミナにそう呟く。





嬉しそうに微笑むから、
またしたくなっちゃうじゃない。








「…おんに、…大好き」

『うん、私も』








少し時間が経って
隣同士ベッドに寝そべると
ぴたっとくっついてくるミナ。







「…このまま、ずっと一緒がええなぁ」

『…当たり前でしょ?』







優しくミナの頭を撫でる。





ミナが微笑むから
私もつい微笑んでしまう。







「…へへ、」

『私の頭の中はいつもミナの事でいっぱいなの』

「…私も、おんにの事でいっぱい」







2人で笑いあって
ぎゅっと身体を寄せ合った。







”愛してる”
その言葉じゃ足りないくらい
ミナに溺れてるみたい。





END


◎リクエストありがとうございます!
ミナヨンの裏でした!難しかったですが、できるだけ大人の雰囲気のミナヨンを書いてみました。笑
最後まで読んでいただきありがとうございます!

P.S 夢小説は今の所予定はありませんㅠㅠごめんなさい。ㅠですが、もし書けそうな時は書き溜めてからupさせていただきます!
素敵な感想ありがとうございますㅠ
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