小説 長編集.3

□チャイナドレス*
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「いいよー、」

呼ばれて、上を向く。
寝室の隙間から声が聞こえて、つい顔がニヤけた。

チャイナか…。
サイズ感、どうやろ。
普段の剛からは想像出来ない密着感やと思うな。見せられたドレスを思い浮かべながら、あの身体に密着した姿を想像。
この間の、メイクたちに遊ばれた姿もまぁ、良かったのだが。
こう、ガッツリとエロに向けた女装ほど男心を刺激するものはない。

しかもわざわざ、着替えのために寝室に行ったのだから。
襲ってほしいか。……あとは下着だな。
それも堪能してやらなければ。

勢いよく噴出する鼻息を抑えて、広がる鼻の穴を閉じる。

ゆっくりとメゾネットを登って剛の元へ。

「ふふ、」

ついついにやけて、声が漏れる。
見ていないのにまだ。
俺の脳はしっかりと剛の姿を描いている。
分かりやすい咳払いの後、扉を開けたら窓の側に立つ剛が顔だけこちらに向ける。

カーテンに隠れるように。

「なんかあ、…ちょっとぴちぴち…、」

くふって笑ったあとゆっくりと、一歩前へ。
どう?って首を傾げて、くるりと一回転。

「ふは、ええやん、」

めっちゃいい。
完璧だ。

ピッタリ体のラインに沿ってドレスが張り付いてる。ドレスの生地もレース素材。

「透けてんな、」
「んふ、ちょっと、すけべ仕様かも…、」

腰を抱いて触ってみる。
背中からお尻にかけて、素材と生地を楽しむ。

「…、パンツ履いてる?」
「んふ、なんか、ゴムがな、これぴちぴち過ぎて邪魔するから、ちょっと、横は細いゴムの…、お尻の真ん中…、」

少し照れ臭そうに俯いたあと、俺の肩に頭を乗せた。

「穴空いてるやつ、…にした、」
「…………、へぇ、」

穴…、ぼそりと呟いたら耳元に唇を寄せた剛がOバック、と囁く。

Oバック…。

冷静を装って相槌を返すが、正直な理性はそれどころじゃない。
頭の中でミニ光一が大暴れだ。
火を噴いて、飛び回ってる。

見たい。

グッと堪えて尻を摩る。
側面に入ったスリットに手を忍ばせて撫でたら細いゴムが指先に当たった。身を捩った剛が顔を逸らすから、追いかけてキス。俺の服を握り締める手を取って指を絡める。

すりすりと尻を撫でながら割れ目に沿って布地に触れたらふにっと皮膚に当たる感触。円を描いてぱっくりとそこが広がってる。

「ふふ、えろ…、」

見えないけど。
触れてみる感覚はかなりすけべだ。

割れ目に指を差し込んだらキュッとそこが締まる。ここに、いつも俺のちんこが入ってる。
ぐにぐに、指の先を埋めて入り口を見つけた。
中指を埋めたら剛が小さな声で啼く。

狭いんだよな。ここ。馴染んで仕舞えばお互い気持ちいいが。それまではいつも、本当に狭い。なのに、ちゃんと俺のデカいちんこが奥まで入る。受け止められるんだもん。

はぁー、考えただけですごくエロい。

「ちょ、見せて。」

スリットからぺろんと捲り上げたらぷりんっとした可愛いお尻が見えた。えっちなパンツは想像通りサイドは紐。
背面はたしかにお尻の割れ目がはっきり見えるほどの大きな穴が開いてる。

「あー、えろ…、」

これは反則じゃないですか。剛さん。
一体どこで見つけるのやら。

「今日は、フリル付いてない、」
「ん、…だってえ、生地薄いからぁ…、」

このドレスにはいつものフリルおパンティは似合わないのだとか。どうやら剛の拘りとセンスがあるらしい。捲ったドレスを元に戻して今度は全身を服の上から撫でる。くねる剛の身体が俺に寄りかかって。

「いいねぇ、」
「んふ、…っ、こうちゃん、」

当たってる…。
恥ずかしそうに剛が腰を押し付けてくる。
ぐにぐに、と。尻の割れ目でわざと臨戦態勢のそこを挟んできやがる。

興奮してる?って聞いてくる甘えた声。

興奮しないやついんの?
背後から抱き締めたまま、生地の上から胸をなぞる。ぷつっと尖る突起を指の腹で押し潰す。

下から上へ。上から下へ。
レース素材の薄めの生地だから粒の突起がすぐに分かる。カリッと引っ掻いたらびくくっと身体が跳ねた。

数度繰り返して、指の先で撫でる。
指の先で円を描いたら剛が俺の腕を掴む。

「ふふ、剛。勃ってる、」

肩口から下腹部を見下ろしたらドレスの前生地を押し上げて主張を始めるそこ。足をもじつかせて剛が首を振った。

「ん、…や、ぁ…、」
「乳首されて、勃っちゃった?」

ころころと指の先で乳首を転がす。
これは夢があるな。
中途半端に脱がすのも良いが、このまま繋がるのもアリな気がする。背後から下半身を押し付けて擦るとそれだけで剛の身体が震えた。

あー、すげぇえろい。
コスプレで燃えるって、気持ちがちょっとわかってきた。

前襟の、留め具に指をかけて2つパチン、パチンと外してみる。右側だけがぱらりと生地が垂れ下がった。ぷっくり膨らんだ乳首を直に触るギリギリでその周りを指先で撫でる。

「ん、…っ、ふ、ぁ…っ、ん、」

窓辺に寄りかかって、カーテンを握り締めながら片方の手は俺の腕を掴む。震える身体を俺に傾けて必死に踏ん張ってる姿が堪らなく可愛いのだ。

「ん、も、…っ、だめ…、だめぇ、むり…、こ、ちゃん…、」

力出ない。
立ってられないの…。
甘えてくる仕草の可愛らしさに堪らなく興奮した。

「ふふ、もうちょい頑張れ、」

身体を前傾させるとカーテンに抱き付くように剛が掴む。尻を撫でてスリットを捲る。前側に手を滑らせるとパンティを押し上げる性器を手の甲で触れてみる。

「ん、ぁ…っ、ん、」

ぶるっと震える肩。

「ふふ、めっちゃえろいな。」

こすこすと何度か前後に扱きながら勃ち上がったペニスを股間の内腿の間に捩じ込む。素股でかくかくと腰を振るたび剛の尻が物足りなそうに震えた。

こっちが我慢できなくて。
堪らず抱きあげた。そのままベッドへ。

ドレスの丈もちょうどいいロング丈だから色っぽさも妙に艶かしいし。ぺろんと捲れたそこは丸見えの股間と震える蕾。

「ん、ほら、自分で拡げて、」
「あ、ん…っ、あ、あ、ぁん…っ、」

指示を出したら脚を片方掲げて、尻たぶをくっぱりと鷲掴む。O字に穴が空いたところから丸出しのアナル。
拡がったそこをぺニスの竿で数回撫で付けたら剛が嬉しそうに声を漏らす。
でももう少し、欲しいであろう刺激は与えない。

「こうちゃぁん…、」

今にも泣き出しそうな声。
可愛い。好きだ。

無意識かまた尻たぶを拡げて孔を開く。
早よ…、甘えて拡げる。
先端を埋めたら、剛が片足を掲げたまま涙を零した。そのままゆっくりと先端を埋める。側位で突き上げて数回腰を揺らす。
打ち付けたら、内側が何度も痙攣した。

「ん、…っひ、ぁ、あぁん…っ、」

その状態で、乳首を摘んでやったらいっそうキツいくらいの勢いで中が締まった。思わず腰が鈍く震える。
出そうになるのを堪えてまた、注揷を繰り返す。ペニスの竿にしこりが当たるたび剛が目を見開く。

中で掻き回すと剛が嬉しそうに喘ぐ。
エロくて可愛い、なのに甘えただ。

真っ赤なシルクサテン。所々は黒地のレースが貼られてる。見事なまでに剛にピッタリ。
熱気に包まれた空間がさらに興奮を煽る。揺らして、突き上げたら剛が嬉しそうに身体を反らせた。

あー、だめだ。
止まんねぇ。


ーーーー………。


「ん、あ、あぁ、ん…っ、あん、ぁ、ん…っ、」

びゅくぅ、と熱が流れる。
剛の腹を摩ったらまた内側に力がこもった。
興奮したらもうアウト。殆ど、チャイナ服もパンティもドロドロ。
結果既に半裸に近い格好。

寝バックで尻を掴む。
ペニスを押し込んで掻き回したら剛がビクビクと身体を震わせた。

「ん、ひ、ぃあ…っ、あぁ〜〜………っ、」

ぶるぶると腸の入り口が痙攣してる。吸い付いて離れないから誘われるままにまた吐精。その度に剛が枕に顔を埋めて泣きじゃくる。
ずるっと腰を引いてペニスを僅かに引き抜くと、無意識か。
剛の尻が上がって追いかけてくる。

「んは、…っ、えろ、いって、その動き、」

今度は入り口側としこりを擦って揺さぶる。

「中のさ、一番奥、臍の下ぐりぐりされんのと、ここのしこり何度も潰されんのどっち好き?」

耳の下に吸い付いて、耳たぶを咥える。剛がまた孔に力を込めた。身体を反転して足首を掴んだら涙と涎でドロドロの顔が俺を見た。

「ん、はぁん…っ、わかんな、…っ、ろ、ちも…、」

しゅ、き…っ。
もはや呂律も回ってない。

跳ね上がる身体を抑え込んでまた一番奥に種をつける。吐き出すたびに剛が嬉しそうに喘ぐ。

また、足首を掴んだまま腰を支えて一番奥へ捩じ込む。粘膜と精液が干渉して腸の入り口にぐっぽり収まった。掻き回したら剛の身体が勢いよく跳ねた。

「んっんんぁ、…ら、め…っらめぇ、こう、…っ、こういち…、また、い、ちゃ…っ、い、く、」

ぎゅっと、襞が絡みつく。
びゅくうと剛の性器から白が溢れた。
竿を握って先端を指の腹で潰す。

尿道の先を爪の先でぐりぐりと引っ掻いたら剛が目を見開いた。

「ん、ぁ、あぁ…っ、や、やぁ…、それ、」

らめ…っ。
また背を逸らして身体が跳ね上がった。ぷしゅっと溢れる体液。

「ふふ、潮吹いてんな、剛はここも好きだもんな?」
「ひ、ぅ…っ、あ、あぁ、ぐりぐり…っ、」

シーツを握りしめてまた瞳が焦点を失う。
俺のこと見てって、言うてるのにもう何も考えてられないのか。
潰して、引っ掻いたらぶるりと腰が震えた。

「ひ、…ぅ、…、」

がくがくと腰が震えて、脱力したような声を漏らす。

「…っあ〜〜〜〜…………っ、」

それと同時に、とぷっと溢れる蜜。
びゅっ、ぴゅくぅ、と垂れていく体液は最早透明だ。
その様がたまらなくエロい。
息を飲み込んで、声のない喘ぎのあと剛が、は、は、と浅く深く呼吸を繰り返す。

ペニスを抱きしめる襞がずっと痙攣している。

抱き起こして対面で座らせたらまた肩が震えた。ひっ、と叫んだ剛が天を仰いで腰を浮かす。

「ん、こら、」
「ひ、ぁ、っ、お、く…ぅ、」

咎めてから腰を支えて掴む。
ずぷりと埋めて、尻たぶを揺さぶった。
ごちゅごちゅと一番奥を擦り上げたら、俺にしがみついて剛が啼く。
肌蹴た胸元に舌を乗せたらまたびくっと腹に力が入る。

「ま、…っ、て…おっぱい…、ら、め…っ、」

じゅっと吸って乳首を舌で潰す。
先端で撫で付けたあとは歯で噛み合わす。

「あ、あぁん…っ、噛んじゃ…っ、あ、あぁん、」

だめ。
だめっ。
って、訴える割にはとても嬉しそうだ。
吸って舐めて、焦らしてまた噛み付く。

「ん、ンっ、…っう…、」

感じ入った声を聞いてまた、ペニスを捩じ込む。ほろっと涙を溢して剛が叫んだ。そのまま押し倒して無我夢中で腰を打ち付ける。
肌が打つかって、ベットが軋む。

ごちゅごちゅっと最奥を抉るたび臍の下が盛り上がる。剛の一番大好きな場所。
カーブの隙間を埋めて掻き回しながら、数度目の発射。
濃くて、熱い精子を剛の中へ。

「は、…っ、あ、ぁん、あん…っ、ん、ぁ、あぁ…っ、〜〜〜〜………っ、」

吐き出すたびに締め付けが強くなる。
腰を揺らしてそれでもペニスの注揷を繰り返す。抜き差しするたびに襞の隙間を通って白濁が溢れた。

引き抜いたら、ペニスの形で開いたそこが収縮を繰り返してる。ぴゅくぅ、と溢れて流れてくる様のエロさと来たら。
指で掬って塗りつけたら、ぐったりした剛がブランケットを握りしめたまま肩で息をしている。

上体を下ろして唇に舌を乗せたら、そこが僅かに開いた。すかさず舌を絡めて唾液を送る。
熱くて濃厚なキス。
力無く腕が背中に回って。

「ん、…っ、こうちゃん、」

俺を呼ぶ声が掠れて、からからだ。

「ん?」
「…すき、」

知ってるって。
また、むくむくと膨れていくペニス。
尻の割れ目に擦り付けてたら剛が逃げるように腰を揺らした。

ーーーfinーーー


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