乃木坂46(短編)

□バレンタイン
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北野日奈子編...















北野side...










2月14日












皆さんこんにちは!北野日奈子です!

今日はバレンタインデー!!

メンバーの皆にチョコを作ってきました!!












北野「ハッピーバレンタイン!
皆さん、チョコ作ったので是非食べてください!」


白石「ありがとうきいちゃん!」


純奈「美味しそう!」


堀「わぁ〜食べて良いの!?」


秋元「美味しい!」











楽屋がワチャワチャになっちゃったw

でも皆喜んでもらえたから何より!











後はあの人に渡すだけ...









松村「どうしたんきいちゃん?
そんなモゾモゾして?」


北野「い、いえ!別に何もないです!」












危なかった...

私があの人の為にチョコ作った事がバレたら皆何しでかすか分からないから...

だから私はこっそりトイレ行く振りして楽屋を出た。











『お、北野!お疲れ!』


北野「あ、貴幸さん!お疲れ様です!」










廊下を歩いて自販機まで辿り着いた時に、あの人がいた!

あ、あの人って言うのはね、私の片想いしてる人なの!

乃木坂のスタッフさんをやってて、とっても頼りになる優しい人!

初期からいるみたいで1期生の皆さんとは仲が良い!

オマケにカッコ良くて白石さん達と同じ歳だから凄くモテる。

だから私が皆の前でチョコを渡したら大変な事になる...

良かった、居てくれて。









『どうしたんだ?こんな所で、北野も飲み物買いに来たのか?』


北野「いえ!私は、貴幸さんに用事があったので...」


『俺?どうした?』


北野「あの、これ!バレンタインのチョコです!貴幸さんの為に作りました!
良かったら受け取ってください...」


『お、マジで!サンキュー!
俺の為に作ってきてくれたのか、そりゃあ嬉しいな!』


北野「本当ですか...?他のメンバーからも貰ってるんじゃ...?」


『あぁ、貰ってるよ。
でも俺は北野から貰ったのが1番嬉しいから』


北野「え、それってどう言う...?」


『だーかーら、俺は北野から貰ったチョコが1番嬉しいって言ってんの!
俺、北野の事好きだから』


北野「え...それって推しメンでって言う意味ですか...?」


『それもあるけど、1人の女の子としても好きって事。
付き合う事は無理だと分かってる、だからせめてこの機会だし気持ちだけは伝えとこうと思って。ダメだったか?』










嘘...貴幸さんが私の事が好き...?

それも推しメンとしてじゃなくて1人の女の子として...?

何かの間違いだよね...?













『北野?おーいどうしたー?』


北野「あ、すみません...ビックリしちゃって...
私の事好きって何かの間違いですよね...?」


『はぁ?間違いな訳ないだろw
...ったくもう一度言うからしっかり聞いとけよ?』


北野「え、あ、はい」


『えーっと、北野、チョコありがとう。滅茶苦茶嬉しい。
チョコ貰った際だからもう一度言う。
俺は北野日奈子を、1人の女として好きです。
勿論乃木坂は恋愛禁止、付き合う事は出来ないって言うのは知ってる。
それでも気持ちだけは伝えたかった。』


北野「貴幸さん...」


『因みに、秋元先生は俺が北野の事が好きって言うのは知ってる。
先生は賛成してくれた、でも条件があるって』


北野「条件...ですか?」


『あぁ、北野が卒業するまで恋愛は勿論禁止。
北野もそれを理由に卒業するのも禁止。
自分のやりたい事をやり切ったら卒業しても良い、そして恋愛もしても良い。
だからと言って会わずに口も利かないってのは良くないから、皆にバレなければ外でご飯食べたり遊んだりしても良い。だってさ』


北野「秋元先生が...?」


『あぁ、ちゃんと自分の目的を果たせたら恋愛は解禁しても良いって。
まぁそれまでは2人で飯食ったり何処かに遊びに行っても平気だって、勿論バレなければだけど』


北野「そう...なんですね...」


『どうする?北野、返事を聞かせてくれないか?』


北野「...私で本当に良ければ、宜しくお願いします...」


『勿論良いに決まってるだろ!
これからは北野を支える、スタッフとしてだけど。少しでも側に居られるように努力する』


北野「貴幸さん、ありがとうございます(//∇//)」


『なんか、告白みたいになっちゃったなw』


北野「ですねwでも私も、やりたい事を全力でやって思い残す事がないように頑張ります!
貴幸さんに支えてもらいながら...
貴幸さんとお付き合い出来る様に!」


『宜しくな!北野!』


北野「はい!宜しくお願いします!」
















白石「あーあ、取られちゃったな」


松村「でも、まだ付き合うって訳ちゃうんやろ」


堀「羨ましいな」


純奈「おめでとう、日奈子!」















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