短編
□クリスマス・ラブ(てちあす)
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クリスマスイブ
世の人たちは何をしているんだろうか
恋人と手を繋いで浮かれてるんだろうか
友達と笑いあっているのだろうか
それとも私のように...
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平手「飛鳥ー」
飛鳥「んー?」
平手「あのさ、、」
飛鳥「何ー?」
平手「クリスマス、仕事入っちゃった...」
飛鳥「......」
平手「飛鳥?」
飛鳥「そっか...大丈夫だよ!24?25?」
平手「両方...」
飛鳥「わかったあ、...」
平手「飛鳥?」
飛鳥「ん?」
平手「涙、出てるよ、」
飛鳥「あれ?嘘、ごめんね、お仕事頑張って」
平手「ごめんね、ありがと」
飛鳥「ごめんね〜泣くつもりはなかったんだけどさ」
平手「早く帰ってくるから」
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部屋の隅で本を読む
それなのに気分は晴れなくて
ついつい時計を見てしまう
なんでかな、こんな気持ち
頼んでなんかない
クリスマスだというのにサンタさんは今頃何してるんだろ
私は悪い子だからバツを与えるつもりですか?
それなら私の記憶を奪い去ってください
こんな思いしたくないよ
平手「飛鳥...飛鳥...飛鳥!」
やめて、どうして?
これもバツですか?
そんなに私は悪い子ですか?
平手「飛鳥ってば!」
飛鳥「もういいよ、もうこんな思いしたくないの!そんなバツを与えたいなら私なんて死ねばいいの!」
平手「やだ!」
飛鳥「え...幻覚じゃ...ない?...」
平手「私はここにいる、ねえ今の本気?」
飛鳥「......ごめ...忘れてんっ」
平手「無理だよ...そんなの...」
飛鳥「......」
平手「お願いだから死ぬなんて言わないで!お願いだから...」
飛鳥「泣いて...る?」
平手「飛鳥のせいだよ...」
飛鳥「ごめん...」
平手「大好きだよ...」
飛鳥「ごめん...」
平手「え、振られた?え、やだ、え、?」
飛鳥「大好きだよ!ばか」
平手「よかったあ、、ふふ」
飛鳥「バカバカバカ」
平手「目、腫れてるw」
飛鳥「うるさい」