リクエスト小説

□準備室(たかせまる)
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私、西野七瀬と申します。よろしくお願いします。


早速ですか私には好きな人がいます。


その人は私の後ろの席なんやけど...



高山「なぁちゃーん」


西野「ん?どしたん?」


高山「なんかぼーっとしてたからさ、大丈夫?」


西野「ちょっと考え事~ww」


高山「そっかー、なんかあったら言ってね」


西野「うんありがとう」


高山「今日どうする?」


西野「ちゃんと持ってきたで~w」


高山「おけーいじゃあ決まり!」


西野「うん!」



そうこの人が私の後ろの席の人です。


そして2人の秘密は昼休み、


うちらの学校は屋上が立ち入り禁止でがっちり鍵がかかってるから屋上までの廊下はほとんど人が来ない


だからいつもどっちかがお菓子を持ってきて食べながら色んな話をする


ほとんど持ってくるのはうちやけどなww



高山「ごめんなぁちゃんヒムTにつかまってさ~」


西野「おつかれぇーww」



このかずみんの「ごめん」って言いながら手を合わせてすっごい申し訳なさそうにする仕草がたまらなく好き


かなり私っておかしいかもしれないw



西野「なぁかずみん背面跳びできる?」


高山「走り高跳びの?」


西野「そー、背面跳びってなんかかっこええやん」


高山「まー確かにかっこいいね」


西野「かずみんやってやw」


高山「うんもう決めた!これから一生背面跳びしかせん!」


西野「wwwwやばいやばい頑張って(๑•̀ㅂ•́)و✧」


高山「がんばりまーすwwあ、待って」


西野「ん?どしたん?wwww」


高山「なんか聞こえない?」


西野「えっ......ほんまや誰かと誰かがきょーる」


高山「まってwwそんな真顔でそんなこと言わんでwww」



訳が分からずはてなマークを飛ばしてたらどんどん誰かの話し声と足音が近ずいてきて


かずみんに腕を引っ張られて家庭科室の準備室に入る


家庭科室はいっつも先生が昼休みから鍵を開けているのだ


準備室は思ったより狭くて隠れるためにしゃがめばかずみんの肩と息がかかる


心臓の音がどんどん騒がしくなっていく


それを隠すように大きく深呼吸をする


いつの間にか聞こえなくなった足音と話し声、


戻ろうと立とうとするかずみんの腕を引っ張ると驚いたような表情を見せた


急に恥ずかしくなって俯いていると困ったようにしている彼女、


諦めて立ち上がると“大丈夫?”って心配そうにこっちを見てくる彼女を見て少し胸の奥が締め付けられるのを感じた


チャイムの音が響く


恋心を胸の奥底にしまい込んでめいいっぱいの笑顔を彼女に向けると少し安心したように見えた


いつか告白できる日が来たらいいな


そしたら彼女はどんな反応を見せるんだろう


喜ぶかな、困るかな


それにはまだ時間がかかりそうだ


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