夢物語
□つがい
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薄桜鬼の二次創作です。
ストーリーはオリジナルです。
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神と人間が共存していた時代の話である。
何百年に一度、神に若い年頃の娘を捧げる儀式がある。
とあるクニの若い娘が選ばれた。
選抜方法は、巫女から神のお告げとして伝えられる。
選ばれた者は、必ず一生家族には会えないという。
選ばれた娘を「撫子」といいます。
撫子は、幼くして母を亡くし、父▪娘で暮らしてました。
撫子は、父思いの優しい娘でした。
撫子に巫女のお告げが下りました。
父は一人娘の一生の別れに悲しみます。
儀式は、クニの掟のため逆らうことはできないのです。
神のつがいとなり、お使いするのです。
撫子「父様、悲しまないで▪▪▪。あの世でまた再び会いましょう」
父「そんなこといわないでおくれ。妻を亡くした私に娘まで失うなんてたいきれない」
しかし、儀式の夜を迎えます。
撫子は、人生の中でもとてもキレイな花嫁姿となっています。
クニの者たちは、撫子をかわそうにと思いながら眺めていました。
霊山とされる山へ籠へ運ばれ、神との花嫁となるとされています。
撫子は、霊山へいきました。
突然、霧が濃くなり意識を失います。