イシスの姫
□序章
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暁の光とともに__
はるかナイルの彼方より
太陽のラーあらわれいでぬ
その光がわが面を照らし
また彼の面に照り返す
___かくして五千年___
太陽のラー………
日ごと大空をわたりゆくを
………われ見来たりぬ___
我がエジプトの母なるナイルは
ひとすじの金色の光となりて
はるかに拡がるサハラ砂漠の彼方から北へ__
真一文字に横たわる
イシスの姫…
その者が舞い降りた時
舞い降りた地と、姫の心を手に入れた者は 何千年も続く栄光を築けるだろう____