思いつき

□日常
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この世界でお仕事をする以上、生活が不規則になるのは仕方がない。ストレスも多い。そのため、疲れを癒す存在が必要だ。
そのために大好きな彼女との同棲を始めた。




彼女と付き合いは長いが、同棲を始めてから改めて知る一面がおい。
意外とお菓子を食べていること、大して物がないのにすぐに断捨離を始めること、機械に弱いこと、、、
そんな一面さえも可愛く見えてしまう私は末期だ。




仕事終わりのpm11:00
『ゆーり!これ食べよ!』
「こんな時間に珍しいね?」
『あー、ゆーりそんなんいうんや』
「え?違うじゃん」
「いつもならすぐ『太る!』とか言って食べないから、、、」
『じゃあ食べへん』


私の一言で拗ねてしまった。
珍しいなと思っただけなんだけどな、、






ソファーで毛布にくるまる彼女にさっき置いたままにしていたお菓子と飲み物を持って近づく






「さやかちゃん、一緒に食べよ?」
『ゆーりは太った私なんか嫌やもんな』
「何言ってんの、むしろもっと食べてくれないと心配なんやけど」
『ほんまに言ってる?』
「最近痩せすぎて心配やから、これ食べても全然問題ないよ」
『ゆーりも一緒に食べてくれる?』
「あたりまえだよ」
『じゃあ食べる』



機嫌がなおったみたい、一安心








お菓子を食べ終えてまったりしていると、隣から重みを感じた。






『スゥ、、、』

寝てしまったみたい
最近仕事ばかりでお休みがなかったから疲れていたんだろう
でも、お風呂も済んでないしメイクも落としてない。
人目につく職業柄、見た目に気を使う必要がある。
なんとかして彼女をお風呂に連れていかなければ、、、






「さやかちゃーん?お風呂入んないの?」
『ンゥ、、、ねむぃ、、』
「今日入っとかないと明日後悔するよ?」
『きょうは、、ねむい、、ねる、、、』
「えぇ、、、」
『ゆー、りも、、いっしょ、ねよ、、、?』







かわい、、可愛すぎる、、、
たまに出る眠い時の彼女の破壊力といったらもう果てしない。
これは誰にも見せれない一緒に住んでる私だけの特権だ。
こんなにも可愛い彼女を見ると、1日くらい朝風呂の日があってもいいかななんて思えてしまう。







「うん、一緒に寝よーね」
『えへへ、、、スゥ』










反応があったと思えばまたすぐに寝てしまった
軽すぎる彼女を抱えて寝室へ向かう
安心しきったような穏やかな顔で眠る彼女を
一生守りたいと思うam1:30のお話

fin.


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