海賊世界を馬鹿が駆ける
□八話 始まりと終わりの町
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前回の粗筋
作「携帯が折れたぁぁぁ!?」
春「粗筋と関係ねぇ!?」
作「うう……携帯がカパカパ開いてカスタネットの如くぅ……」
春「どうやったら折れるんだよ……」
作「格好付けて、勢いよく開いたら『バキッ!』って……画面が真っ黒だよぅ……」
春「……………………………」
海賊世界を馬鹿が駆ける
八話 始まりと終わりの町
ポカポカとした陽気の下、『東の海』を進むメリー号
その船の上で春一は
「な〜ん〜でっ!船の上でも蜜柑の手入れ?」
農業に汗を流していた
「あら、いいじゃないの。あんたの畑のついでよついで♪」
「畑って……プランターでハーブとミニ野菜育てるだけなんすけど……」
蜜柑の木の側にはプランターが置かれ、様々な野菜等が栽培されていた
実はこれ、春一がノジコの家で育ていたもので、料理に使ったり、薬の材料にしたりするのだ
「おっ、新聞買ったのか?後で読ませてくれ」
「あんた新聞なんか読むんだ」
「一応最新の情報は仕入れとかないとな!……所でウソップは何やってんだ?」
目線の先には目から炎を出して暴れ回るウソップ
泣きながら火を出すとは器用な……
……そうか!新手のギャグか!体を張った芸人魂見せてもらったぞ!(←壮絶なる勘違い)
「……しかし、世の中も荒れてるわ。ヴィラでまたクーデターか」
「『こっちは』危ないニュースばっかだな」
ヒラッ×二
「チラシか?……って、あ!」
「いぃ!?」
「うっ!!」
「えぇっ!?」
「ああああああーーーっ!!!」
「って、そこは『お』だろがっ!!」
船は今『偉大なる航路』へと向かっている
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