抹茶
□可愛い我が子達と馬鹿親父達
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「テメェは間違ってるんだよ突風野郎、卸されてのか?」
「一度精神科行って来いチョビ髭達磨、引きずり殺すぞ?」
ある家で額をぶつけながら言い争うは黒足のサンジと韋駄天の春一
偉大なる航路を征した麦藁海賊団の一員であり、億越えの賞金首である二人が何を争っているかと言うと…
「この世で1番可愛いのは、うちのナナちゃんだっ!!」
「違うっ、この世で1番可愛いのはレオに決まってんだよっ!!」
我が子についてだったりする…
「ほらナナ、ご挨拶は?」
「あたしナナ!五歳でっす!」
ナミと同じ髪の色をしたお転婆そうな子供は元気よく答えた
「俺レオ、五歳だ!。好きな物は父ちゃんの作るプリン!」
「くすくす、ナナちゃん可愛いわね」
それより更に元気よく答えたのは美しい黒髪を持つレオ
言い争う二人は無視し、我が子達を対面させるナミとロビン
彼女達は同じ歳の子を持ち、久々に食事でもしようと集合したのだが、サンジが「うちの子が1番可愛い」と言ったのに春一が異義を唱えこの争いが起こったのだ
「どうしても引かないつもりか…?」
「当たり前だチョビ髭ニコ中、肺ガンでくたばれ…!」
「カッチィーン!こうなりゃ力付くで判らせてやらぁ!!」
「上等だチョビ髭コック!!」
二人はその場から飛びのきそれぞれ構えに入った
「悪魔風脚(ディアブル・ジャンプ)…」
ジジジジジジジジジジジジジジ
サンジの右足が摩擦熱により赤く光り輝くいていく
「神行太保(しんこうたいほう)…」
ギュオォォォォォォォォォォォ
春一の右足に暴風が集束され、轟音を放ち始める
「一級挽き…!!」
「風牙・襲…!!」
今まさに二人の必殺技が放たれようとしたその時!
「「やめんか!/やめなさい!」」
「「ごっぱぁぁぁあ!!?」」
それより早く、彼女達の必殺技が放たれた…