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□ツナの日常
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「おはようございます十代目!」
「よっ、ツナ!」
「おはよう、獄寺君、山本。」
先週進級して、3年生になった。仲がいいみんなとは去年と変わらず離れることなく一緒のクラスになった。
去年と同じメンバーに同じように挨拶をして、同じ道を歩いて。
いつもと変わらない一日。それが(言葉にして出したりはしないけど)案外うれしかったりする。
(って、何も無いのが一番だから『案外』って言うのは間違ってるかな?)
「今日雨降っちゃったなぁ。スポーツテスト何になると思う?ツナ。」
「へ?あ、ああ・・・長座体前屈とかがいいなぁ・・・(疲れないから)」
「んなことどうでもいいんだよ野球馬鹿。それより十代目、昨日のリボーンさんの話・・・」
こうやって普通の日が続くといい。昨日と変わらない、なんでもない日が。
だが、この日は『なんでもない日』ではなくなった。