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□ツナの日常
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 キーンコーンカーンコーン・・・

「・・・めっ、十代目っ。起きて下さい。次、体育ですよ。」

「ほら、早く行こうぜ。」

 二人の声を聞いて、授業中寝ていた俺は眠気眼をこする。ちらほらと教室から人が体操着を持って出て行くのが見える。

「そうだね、早くしよう。」

 その時、教室に体育係が入ってきた。

「あ、今日は早くしたほうがいいよ。今日体育館でシャトルランだって。体育館走らなきゃいけないでしょ。」

「ええ!?」 

 途端にため息をついてしまう。

「シャトルランか・・・いやだなぁ・・・。」

 そうつぶやく俺の声が聞こえなかったのか、二人は張り切っているように見える。
 自分のが終わったら応援しよう。そう思いながら張り切る二人の後ろにとぼとぼついていった。
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