Main
□ツナの日常
2ページ/7ページ
キーンコーンカーンコーン・・・
「・・・めっ、十代目っ。起きて下さい。次、体育ですよ。」
「ほら、早く行こうぜ。」
二人の声を聞いて、授業中寝ていた俺は眠気眼をこする。ちらほらと教室から人が体操着を持って出て行くのが見える。
「そうだね、早くしよう。」
その時、教室に体育係が入ってきた。
「あ、今日は早くしたほうがいいよ。今日体育館でシャトルランだって。体育館走らなきゃいけないでしょ。」
「ええ!?」
途端にため息をついてしまう。
「シャトルランか・・・いやだなぁ・・・。」
そうつぶやく俺の声が聞こえなかったのか、二人は張り切っているように見える。
自分のが終わったら応援しよう。そう思いながら張り切る二人の後ろにとぼとぼついていった。