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□距離
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 時々、帰り道の途中で黒崎君の後姿を見つけることがある。遠くからでも見つけやすい。



 たつきちゃん達からは「歩くのが早い」なんて言われたりもするけれど、黒崎君に歩いて追いつくことは出来ない。


 黒崎君は男の子で、自分は女なんだなぁ、と自覚する。


 私も、黒崎君みたいに戦闘に参加することは出来る。でも、黒崎君みたいに戦うことは出来ない。

 今みたいな時もそうだ。黒崎君には歩いていては追いつかない。

 自分は女で、黒崎君は男の子なんだなぁ、と思って、それが羨ましくて、悔しくて、それでいて、

 それが、愛しい。



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