夜・桜SS

□書庫@
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祭先生に言いつけられた2人のPSIの練習。

まずはバーストから…


[出来の悪いちっこい方はよぉく面倒見るよーに]

先生は 夜科の事を見抜いてたんだな…

朝河君が帰ってから2時間。

力が在る事は確認出来たけど、全然進歩しない。

最初みたく力任せに暴れてみたりはしなくなったけど。

集中力が足りない。


「…ねぇ」
本を閉じて声をかけると、ビクッ!と反応して私の機嫌を伺うように恐る恐る顔を上げる夜科。

「別に怒ってる訳じゃないわよ。そろそろお腹空いたかなって思って。」

「…す…きました。」

…ぷふっ

夜科のあまりに情けない声に心の中で笑う。

「じゃあ今から夕飯支度するから暫く休暇してて。あ!何作っても文句言わずに食べるのよ?」

夜科は壊れたオモチャみたいにガクガクうなづく。

椅子に縛りっ放しだけど、いっか。

冷蔵庫に何があったかな〜…

部屋のドアは開けたまま キッチンへ向かった。
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