★隠し漫画&出張の碗

□猫の鈴
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●猫:和

●鼠@:日織
●鼠A:三笠
●鼠B:椿





鼠A「さて、我々最大の敵である猫に、仲間の大半が狩られた訳だが」

鼠@「もう皆さん、猫の愛らしい姿にメロメロですぜ」

鼠B「いやいやいや、それ何か猫と鼠の正しい関係じゃねーから!」

鼠A「猫がドジッ子属性なのも敗因だ。鼠側には世話焼きな奴らが多かったからな」

鼠B「自分から近づいて狩られてちゃ、世話焼くどころか世話ねーんだけど!!!!」

鼠@「そういうアンタも、世話焼き&ツッコミ属性ですしね」

鼠A「お前もな」

鼠B「お前もだろ!」

鼠A「仲間同士でチュチュ繰り合ってる場合ではない。対策を講じねば、我々は全滅だ」

鼠B「『乳繰り合う』って単語を無理矢理使うなよ、オッサン!てか気持ち悪ぃ!!」

鼠A「ならば『仲むチュまじい』はどうだ」

鼠B「『チュ』が気持ち悪りーつってんだよ!!!!」

鼠@「喧嘩はおやめなせぇ。ミカサ鼠の言い分も尤もですぜ。あと3匹しか残ってないんです。これは由々しき事態でさ」

鼠B「んじゃ、今までの敗因から対策を考えよーぜ」

鼠A「だから、猫のドジッ子属性が」

鼠B「また最初に戻るつもりかよ、オッサン。つーか、ドジッ子で軒並みヤられるのもおかしな話だろ。双子は世話焼きじゃねーし」

鼠@「シズ鼠はドジッ子を見るといじりたくなる性癖がありまして」

鼠A「からかう為に近寄ったらペシリと」

鼠B「ペシリと?」

鼠@「鼠取りに引っ掛かりました」

鼠B「猫じゃねーだろ、それ!」

鼠@「スズ鼠は姉を助けようと……」

鼠B「そ、そうか……あいつら仲良かったからな……」

鼠@「した猫にツッコミをする為に近寄って、巻き添えを食らいました」

鼠B「ダメダメじゃねーか、それ!猫も鼠も!!」

鼠A「恐ろしい猫だ……自分の手は汚さん狡猾さ……」

鼠B「いやいやいやいやいや、猫が賢いんじゃなくて、鼠が馬鹿なんだろっっ!!??」

鼠@「ミサ鼠は何故でしたっけ?むしろ世話焼かれタイプでしたぜ?」

鼠A「ドジッ子に母性本能が刺激されて、つい近寄ったところをパクリと」

鼠B「猫に食われたのか……」

鼠A「いや、猫がお茶受けに勧めたネコイラズをパクリと」

鼠B「阿呆かーーーーっっ!!猫と仲良しになるなーーーーっっ!!!!」

鼠@「懐柔作戦まで使い熟す、恐ろしい猫ですね……」

鼠B「それに引っ掛かる鼠も、ある意味恐ろしいぞ!」

鼠@「マダラ鼠は何でした?」

鼠A「あいつは、クラ鼠に下水道に呼び出されたのを最後に、姿を見てないが」

鼠B「うわわわわわ!!言うな!恐ろしい事実が露呈する前に口閉じろーーーーっっ!!!!」

鼠@「で、そのクラ鼠は?」

鼠A「猫が車に轢かれそうになった所を助けようとして、身代わりに」

鼠B「鼠なのにカッコイイな、おいっっ!!??」

鼠@「鼠の鑑でさぁね……」

鼠A「どうだ、猫の恐ろしさが解っただろう」

鼠B「違う……何か違う……」

鼠@「おや?ナス鼠はどうしたんで?」

鼠A「あいつは側溝で泳いでたら、そのまま流されて行方不明だ」

鼠B「ず……頭痛がしてきた……」


鼠会議は難航するのであった……以下次号!

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